Part5のコロケーション問題で時間をロスしていませんか?
「動詞の後に来る前置詞が分からなくて、いつも迷ってしまう」という声をよく聞きます。
実は、TOEIC Part5で出題される動詞+前置詞のコロケーションは、50の黄金パターンに集約されます。 このパターンを覚えるだけで、コロケーション問題は5秒以内で確実に正解できるようになるんです。
今回は、満点を狙うための動詞+前置詞50パターンと、瞬間判断のコツを詳しくお伝えします。
コロケーション問題の出題傾向
まず、Part5でのコロケーション問題の重要性を数字で見てみましょう。
Part5全30問中、動詞+前置詞のコロケーション問題は平均3-4問出題されます。 つまり、全体の**約13%**を占める重要な問題タイプなんです。
最新の出題データから分析すると、出題される動詞は以下のような傾向があります。
- ビジネス場面での動詞:約60%
- 日常生活での基本動詞:約25%
- 学術・専門分野の動詞:約15%
この傾向を踏まえて、効率的に学習を進めていきましょう。
最頻出!ビジネス動詞+前置詞 20選
まずは、TOEIC Part5で最も頻繁に出題される20パターンから覚えましょう。
グループ1:申請・応募系
-
apply for - 〜に申し込む
- "apply for a position"(職に応募する)
-
apply to - 〜に当てはまる
- "The rule applies to all employees"(規則は全従業員に適用される)
-
ask for - 〜を求める、頼む
- "ask for assistance"(援助を求める)
-
call for - 〜を要求する
- "The situation calls for immediate action"(状況は即座の行動を要求する)
グループ2:準備・対応系
-
prepare for - 〜に備える
- "prepare for the meeting"(会議に備える)
-
account for - 〜を説明する、占める
- "This accounts for 30% of sales"(これは売上の30%を占める)
-
allow for - 〜を考慮に入れる
- "allow for delays"(遅れを考慮に入れる)
-
provide for - 〜を供給する
- "provide for the family"(家族を養う)
練習問題で確認
理解度をチェックしてみましょう。
The new policy will apply _____ all departments starting next month.
(A) for
(B) to
(C) with
(D) on
考えてみてくださいね。
正解は(B) to です!
"apply to"は「〜に適用される」という意味で、規則や方針が対象に当てはまる場合に使います。
頻出度A級!基本動詞パターン 15選
次に、日常的でありながらTOEICでよく出る基本動詞のパターンです。
グループ3:興味・関心系
-
be interested in - 〜に興味がある
- "interested in the proposal"(提案に興味がある)
-
concentrate on - 〜に集中する
- "concentrate on the task"(仕事に集中する)
-
focus on - 〜に焦点を当てる
- "focus on quality improvement"(品質改善に焦点を当てる)
-
depend on - 〜に依存する
- "depend on the weather"(天気に左右される)
グループ4:参加・協力系
-
participate in - 〜に参加する
- "participate in the conference"(会議に参加する)
-
contribute to - 〜に貢献する
- "contribute to the success"(成功に貢献する)
-
belong to - 〜に属する
- "belong to the marketing team"(マーケティングチームに属する)
-
deal with - 〜を扱う、対処する
- "deal with complaints"(苦情を処理する)
覚え方のコツ
これらのパターンを効率的に覚えるコツをお伝えします。
1. 場面でグループ化 職場の一日を想像して、「会議の準備」「顧客対応」「チーム協力」など場面ごとに覚えましょう。
2. 音のリズムで覚える "apply for, prepare for, call for"のように、同じ前置詞でリズム良く口ずさみます。
3. 実際の文で覚える 単語だけでなく、実際のビジネス文脈で使われる形で記憶に定着させます。
差がつく!上級者向けパターン 15選
730点以上を狙う方は、これらの上級パターンも押さえておきましょう。
グループ5:責任・管理系
-
be responsible for - 〜に責任を持つ
- "responsible for the budget"(予算に責任を持つ)
-
in charge of - 〜を担当する
- "in charge of the project"(プロジェクトを担当する)
-
comply with - 〜に従う、準拠する
- "comply with regulations"(規制に従う)
-
consist of - 〜から成る
- "The team consists of five members"(チームは5人から成る)
グループ6:結果・影響系
-
result in - 〜という結果になる
- "result in higher profits"(より高い利益をもたらす)
-
result from - 〜から生じる
- "Problems result from poor planning"(問題は計画不足から生じる)
-
lead to - 〜につながる
- "lead to improved efficiency"(効率向上につながる)
-
benefit from - 〜から恩恵を受ける
- "benefit from the training"(研修から恩恵を受ける)
瞬間判断の3ステップ法
パターンを覚えたら、本番で瞬時に正解を選ぶテクニックをマスターしましょう。
ステップ1:動詞を特定する
まず、問題文の空欄前の動詞を確認します。
例:
"The manager decided to apply _ the new position."
この場合、動詞は"apply"ですね。
ステップ2:意味で判断する
次に、文脈から「申し込む」か「適用される」かを判断します。
"apply for"(申し込む)と"apply to"(適用される)の使い分けが重要です。
ステップ3:パターンマッチング
覚えたパターンと照らし合わせて、即座に答えを選びます。
「新しいポジションに申し込む」なので、**"apply for"**が正解です。
実践問題で力試し
学習した内容を実際の問題で確認してみましょう。
練習問題1(制限時間:10秒)
The new employee will be responsible _____ managing client relationships.
(A) to
(B) for
(C) with
(D) in
正解は(B) for - "be responsible for"は「〜に責任を持つ」でしたね!
練習問題2(制限時間:10秒)
The success of the project depends _____ team cooperation.
(A) on
(B) with
(C) for
(D) to
正解は(A) on - "depend on"は「〜に依存する」というパターンです。
まとめ
動詞+前置詞のコロケーション問題は、パターンさえ覚えれば確実に得点できる問題タイプです。
今回紹介した50の黄金パターンを段階的に覚えることで、
- Part5での正答率が20%以上アップ
- 1問あたりの解答時間が半分以下に短縮
- コロケーション問題で満点が狙える
という効果が期待できます。
まずは最頻出の20パターンから始めて、徐々に覚える範囲を広げていきましょう。 毎日5パターンずつ覚えれば、2週間で全てマスターできますよ!
ぜひ次の模試で効果を実感してくださいね。