関係副詞の問題で時間をロスしていませんか?
Part5で関係副詞が出ると、「どれも正解に見えて迷ってしまう」という経験、ありますよね。
実は、関係副詞は先行詞を見るだけで、5秒以内に確実に正解できるんです。
今回は、where・when・whyを瞬時に判別する方法を、分かりやすくお伝えします。
関係副詞の基本を理解しよう
関係副詞を簡単に説明すると、場所・時間・理由を表す言葉を繋ぐ接着剤のようなものです。
例えば、レストランで友達に待ち合わせ場所を教える場面を想像してみてください。 「あのカフェがある場所で会おう」と言いたい時、「場所」という部分を「where」で繋げるんです。
これと同じように、英語の関係副詞は「どこで・いつ・なぜ」という情報を自然に繋げる役割があります。
Part5での出題パターン
関係副詞は、Part5で年間約8-12問出題されます。
主な出題パターンは以下の3つです。
パターン1:場所を表すwhere
場所に関連する先行詞の後にwhere が続きます。
例題:
The conference room _____ the meeting will be held is on the third floor.
(A) which
(B) where
(C) when
(D) what
正解は(B)です。 なぜなら「conference room(会議室)」は場所を表すからです。
パターン2:時間を表すwhen
時間に関連する先行詞の後にwhen が続きます。
パターン3:理由を表すwhy
理由に関連する先行詞の後にwhy が続きます。
間違えやすいポイント
日本人学習者が特に間違えやすいのは、以下の点です。
- 先行詞を見落とす:関係副詞だけで判断しようとする
- which との混同:場所でもwhich を選んでしまう
- 文構造の勘違い:関係代名詞と関係副詞の区別がつかない
特に先行詞の種類を瞬時に判別することは、多くの人が見落としがちです。
確実に正解するための3ステップ
では、実際の解き方を見ていきましょう。
ステップ1:先行詞をチェック
まず、空欄の直前にある名詞(先行詞)をチェックします。
この先行詞が「場所・時間・理由」のどれかを判別するだけで、ほぼ答えが決まります。
ステップ2:先行詞の種類を分類
次に、先行詞を以下の3つに分類します。
場所系の先行詞:
- place, location, area, room, office, building, city, country, station など
時間系の先行詞:
- time, day, year, moment, period, season, morning, evening など
理由系の先行詞:
- reason, cause(主にreason が圧倒的多数)
ステップ3:対応する関係副詞を選択
最後に、先行詞の種類に対応する関係副詞を選びます。
- 場所 → where
- 時間 → when
- 理由 → why
先行詞別・瞬間判別リスト
場所系(where 確定)
絶対に覚えるべき先行詞:
- 建物・部屋系:office, room, building, hall, center
- 地理・場所系:place, location, area, site, spot
- 施設系:station, airport, hospital, school, restaurant
これらが出たら迷わずwhereを選んでください。
時間系(when 確定)
絶対に覚えるべき先行詞:
- 時点系:time, moment, day, date
- 期間系:period, season, year, month, week
- 時間帯系:morning, afternoon, evening, night
これらが出たら迷わずwhenを選んでください。
理由系(why 確定)
絶対に覚えるべき先行詞:
- reason(99%これだけ)
- cause(稀に出題)
reasonが出たら迷わずwhyを選んでください。
練習問題にチャレンジ
理解度を確認するために、練習問題を解いてみましょう。
問題1:The office _____ she works is located downtown.
(A) which
(B) where
(C) when
(D) why
先行詞は「office」ですね。場所系なので答えは...
正解は(B)です!
「office(オフィス)」は場所を表すので、whereが正解です。 「彼女が働いているオフィスは、ダウンタウンにあります」という意味になります。
問題2:I remember the day _____ we first met.
(A) which
(B) where
(C) when
(D) why
先行詞は「day」ですね。
正解は(C)です!
「day(日)」は時間を表すので、whenが正解です。
本番での時短テクニック
先行詞パターンを覚えたら、さらに時間を短縮するコツがあります。
-
空欄の直前だけ見る
- 先行詞は必ず空欄の直前にある
- 長い文章全体を読む必要なし
-
選択肢は関係副詞から確認
- where, when, why があるか最初にチェック
- なければ関係代名詞問題として処理
-
迷ったら場所・時間・理由で分類
- 3秒で先行詞を分類
- 対応する関係副詞を機械的に選択
よく出る先行詞TOP10
Part5で頻出する先行詞を覚えておけば、さらに確実です。
場所系(where):
- office(オフィス)
- place(場所)
- building(建物)
- room(部屋)
- area(エリア)
時間系(when): - time(時間)
- day(日)
- year(年)
- moment(瞬間)
- period(期間)
まとめ
関係副詞のポイントは、先行詞を見るだけで瞬時に判別できるということです。
この記事で紹介した3ステップの判別法を意識すれば、Part5での関係副詞問題は確実に得点源になります。
- 場所の先行詞 → where
- 時間の先行詞 → when
- 理由の先行詞 → why
ぜひ今日から実践して、スコアアップを目指してくださいね!