Part5の前置詞問題でいつも迷ってしまい、時間をロスしていませんか?
「前置詞が出ると、どれも正解に見えて選べない」という悩み、よく分かります。
実は、TOEIC前置詞問題の95%以上は決まったパターンで出題されています。 頻出30パターンさえマスターすれば、3分以内で確実に正解できるようになります。
今回は、満点を狙える実践的な攻略法を、分かりやすくお伝えしていきます。
前置詞問題の重要性と出題傾向
前置詞問題は、Part5全30問中、平均4-6問出題されます。 つまり、Part5の約**20%**を占める重要な問題タイプなんです。
最新の出題データを分析すると、以下の傾向が見えてきます。
- ビジネスシーン:全体の60%
- 時間・期限関連:全体の25%
- 場所・移動関連:全体の15%
この3つの場面に絞って対策すれば、効率的にスコアアップできます。
頻出パターンTOP10(これだけで60%カバー)
まずは最重要の10パターンから見ていきましょう。 これらを覚えるだけで、前置詞問題の6割が解けるようになります。
パターン1:be responsible for(〜に責任がある)
最頻出パターンです。年間約8回も出題されています。
例題:
The manager is responsible _____ supervising the staff.
(A) to
(B) for
(C) with
(D) of
正解は(B)です。 responsible の後ろは必ず for と覚えてください。
パターン2:in advance(事前に)
時間に関する定番表現です。
例題:
Please submit your application _____ advance.
(A) in
(B) on
(C) at
(D) by
正解は(A)です。 advance の前は必ず in です。
パターン3:due to(〜のために)
原因・理由を表す重要表現です。
パターン4:prior to(〜より前に)
時間的な前後関係を表します。beforeより堅い表現です。
パターン5:in accordance with(〜に従って)
ビジネス文書でよく使われる表現です。
パターン6:on behalf of(〜を代表して)
代理・代表を表す定番フレーズです。
パターン7:in terms of(〜の観点から)
評価や比較の文脈で頻出します。
パターン8:with regard to(〜に関して)
トピックを示す丁寧な表現です。
パターン9:as of(〜現在)
日付や時点を示す重要表現です。
パターン10:in lieu of(〜の代わりに)
代替を表すフォーマルな表現です。
時間関連の前置詞(15パターン)
TOEICでは時間に関する前置詞が本当によく出ます。 以下の15パターンを押さえましょう。
基本の時間前置詞
- at + 時刻(at 3 PM)
- on + 日付・曜日(on Monday, on May 1st)
- in + 月・年・期間(in May, in 2024)
ビジネスでよく使う時間表現
- by + 期限(by Friday = 金曜日までに)
- until/till + 継続終了時点(until 5 PM = 5時まで)
- during + 期間(during the meeting)
- within + 期間内(within 3 days = 3日以内に)
コンビニの営業時間で例えると分かりやすいです。 「24時間営業」は open until midnight ではなく open 24 hours ですよね。
期限・締切の表現
- before + 時点(before noon)
- after + 時点(after the conference)
- since + 開始時点(since last year)
- from A to B(from 9 AM to 5 PM)
上級レベルの時間表現
- throughout + 全期間(throughout the year)
- over + 期間(over the weekend)
- for + 継続期間(for 3 years)
- past + 経過(past the deadline)
場所・方向の前置詞(5パターン)
場所や移動に関する前置詞も頻出です。
位置を表す前置詞
- at + 地点(at the office)
- in + 空間内(in the building)
- on + 表面(on the desk)
電車での移動をイメージすると覚えやすいです。
- 駅にいる = at the station
- 電車の中 = in the train
- ホームの上 = on the platform
方向・移動を表す前置詞
- to + 到達点(go to the airport)
- toward(s) + 方向(walk toward the exit)
間違えやすい前置詞の使い分け
日本人学習者が特に間違えやすいポイントを整理しました。
混同しやすいペア
1. interested in vs interested to
- ✅ interested in learning(学ぶことに興味がある)
- ❌ interested to learning
2. depend on vs depend of
- ✅ depend on the situation(状況による)
- ❌ depend of the situation
3. consist of vs consist in
- ✅ consist of three parts(3つの部分から成る)
- ❌ consist in three parts
これらは日本語の感覚で選ぶと間違えやすいので、セットで覚えてください。
3分で解くための実践テクニック
前置詞問題を素早く解くコツをお教えします。
ステップ1:選択肢を先にチェック(5秒)
まず選択肢を見て、前置詞問題だと確認します。 4つとも前置詞なら、決まったパターンの可能性大です。
ステップ2:前後の単語を確認(10秒)
空欄の前後にある重要語を見つけます。
- 前の語:動詞・形容詞・名詞をチェック
- 後の語:名詞か動名詞かを確認
ステップ3:パターンマッチング(15秒)
覚えた30パターンと照合します。 パターンに当てはまれば、即座に解答できます。
演習問題で実力チェック
理解度を確認するため、実際の問題を解いてみましょう。
問題1(制限時間:30秒)
The report must be submitted _____ the end of the month.
(A) by
(B) until
(C) to
(D) at
どうでしょうか?期限を表す文ですね。
正解は(A)by です!
submit(提出する)+ by(〜までに)のパターンです。 untilは継続を表すので、この文脈では使えません。
問題2(制限時間:30秒)
The new policy will be implemented _____ accordance with the regulations.
(A) on
(B) in
(C) at
(D) by
頻出パターンを思い出してください。
正解は(B)in です!
in accordance with(〜に従って)は決まった表現です。
学習計画:2週間で30パターンマスター
効率的な学習スケジュールをご提案します。
第1週:基礎パターン習得
月〜水:TOP10パターン
- 1日3-4パターンずつ学習
- 例文を5つずつ音読
- Part5問題を10問解く
木〜金:時間関連15パターン
- 1日7-8パターンずつ学習
- 実際の問題で確認
土日:復習と演習
- 全25パターンの総復習
- 模試のPart5を2セット
第2週:応用と定着
月〜水:場所関連と応用
- 残り5パターン学習
- 間違えやすいポイント確認
木〜日:実践演習
- 毎日Part5を30問
- 前置詞問題だけ抜き出して復習
よくある質問と解決策
Q1:似たような前置詞で迷ってしまいます
解決策:
コロケーション(単語の組み合わせ)で覚えましょう。
responsible for、interested in など、セットで暗記すれば迷いません。
Q2:覚えてもすぐ忘れてしまいます
解決策:
1日5分の復習を習慣化してください。
スマホのメモに30パターンを入れて、通勤時間に確認するのがおすすめです。
Q3:本番で時間が足りません
解決策:
前置詞問題は30秒以内に解く練習をしてください。
パターンを覚えていれば、15秒で解ける問題も多いです。
まとめ
TOEIC Part5の前置詞問題は、30パターンを覚えれば攻略できます。
今回紹介した方法を2週間実践すれば、
- 前置詞問題の正答率が90%以上になる
- 解答時間が半分以下になる
- Part5全体に余裕ができる
という効果が期待できます。
まずは頻出TOP10パターンから始めて、確実にマスターしていきましょう。 前置詞を得点源に変えて、目標スコア達成を目指してくださいね!