personal と personnel、スペルを間違えて失点したことはありませんか?
「どっちも人に関する単語だし、違いがよく分からない...」と悩む声をよく聞きます。
実は、この2つは意味もスペルも明確な規則があり、簡単な覚え方で絶対に間違えなくなります。
今回は、スペルミスで失点しないための確実な覚え方と、Part5での見分け方をお伝えします。
personal と personnel の基本を理解しよう
まず、この2つの最も重要な違いを押さえましょう。
personal = 「個人的な」(形容詞) personnel = 「人事・職員」(名詞)
レストランで例えると、personalは「個人の好みの料理」、personnelは「そのレストランで働く人たち」のようなイメージです。
つまり、一人ひとりの個人に関することか、組織の人々全体に関することかの違いなんです。
スペルの違いを確実に覚える方法
多くの人が悩むスペルの違いも、コツを覚えれば簡単です。
語呂合わせで覚える
「personal(パーソナル)= person + al = 個人的な」 「personnel(パーソネル)= person + nel = 人事の人たち」
**「nelは人が『寝る』ところ = 会社で働く人たち」**と覚えると、personnelが「職員・人事」だと思い出せます。
スペルの特徴で覚える
- personal:最後が「-al」(個人を表す形容詞の語尾)
- personnel:最後が「-el」で「n」が2つ(人が2人以上集まった職員)
この「nが2つ = 複数の人」という覚え方も効果的です。
Part5での出題パターン
personal / personnel の問題は、Part5で年間約3-5問出題されます。
主な出題パターンは以下の3つです。
パターン1:形容詞が必要な位置
名詞を修飾する位置にpersonalが来る場合です。
例題:
Please keep your _____ information confidential.
(A) person
(B) personal
(C) personnel
(D) personally
正解は(B)です。 informationという名詞を修飾する形容詞が必要で、「個人情報」という意味になります。
パターン2:名詞が必要な位置
主語や目的語の位置にpersonnelが来る場合です。
例題:
The company's _____ will attend the training session.
(A) person
(B) personal
(C) personnel
(D) personally
正解は(C)です。 主語の位置で「会社の職員」という意味になります。
パターン3:人事部門での表現
HR(Human Resources)と関連した文脈での出題です。
例題:
All _____ matters should be discussed with the HR department.
(A) person
(B) personal
(C) personnel
(D) personally
正解は(C)です。 「人事関連の事項」という意味で、名詞personnelが正解です。
間違えやすいポイント
日本人学習者が特に間違えやすいのは、以下の点です。
- 意味の混同:どちらも「人」に関する単語なので、意味で区別できない
- スペルの記憶があいまい:nの数や語尾を正確に覚えていない
- 品詞を意識しない:形容詞と名詞の違いを考えずに選ぶ
特に**「人事」という日本語に引っ張られて、personalを選んでしまう**ことが多いです。
確実に正解するための3ステップ
では、実際の解き方を見ていきましょう。
ステップ1:品詞を確認
まず、空欄に入るべき品詞を確認します。
- 名詞の前 → 形容詞(personal)
- 動詞の主語・目的語 → 名詞(personnel)
- 前置詞の後 → 名詞(personnel)
ステップ2:意味を判断
次に、文脈から意味を判断します。
- 個人に関すること → personal
- 会社の職員・人事 → personnel
- プライベートなこと → personal
ステップ3:スペルを最終確認
最後に、選択肢のスペルが正しいか確認します。
- 形容詞なら「-al」で終わる
- 名詞なら「-el」で終わる
練習問題にチャレンジ
理解度を確認するために、練習問題を解いてみましょう。
問題1:The manager discussed _____ issues with each employee individually.
(A) person
(B) personal
(C) personnel
(D) personally
考えてみてくださいね。
正解は(B)です!
issuesという名詞を修飾する形容詞が必要で、「個人的な問題」という意味になります。 「マネージャーは各従業員と個別に個人的な問題について話し合った」となります。
問題2:The _____ department is responsible for hiring new employees.
(A) person
(B) personal
(C) personnel
(D) personally
正解は(C)です!
departmentを修飾する言葉として「人事部門」という意味でpersonnelが正解です。
よく出る表現パターン
Part5でよく出る表現を覚えておくと、さらに正答率が上がります。
personalでよく出る表現
- personal information(個人情報)
- personal opinion(個人的な意見)
- personal experience(個人的な経験)
- personal computer(パソコン)
- personal belongings(私物)
personnelでよく出る表現
- personnel department(人事部)
- personnel manager(人事マネージャー)
- personnel files(人事ファイル)
- company personnel(会社職員)
- personnel training(職員研修)
記憶に定着させるコツ
確実に覚えるために、以下の方法を試してみてください。
視覚的な覚え方
personal:P-E-R-S-O-N-A-L(8文字、Lで終わる) personnel:P-E-R-S-O-N-N-E-L(9文字、Lで終わる、Nが2つ)
音の覚え方
- personal:「パーソナル」(最後が「ル」)
- personnel:「パーソネル」(最後が「ネル」)
「ネル」という音で「寝る」→「会社で働く人」と連想できます。
文脈での覚え方
実際の英文を丸ごと覚えてしまうのも効果的です。
- "This is my personal opinion."(これは私の個人的な意見です)
- "The personnel will meet tomorrow."(職員は明日会合を持ちます)
まとめ
personal と personnel の使い分けは、品詞(形容詞・名詞)と意味(個人・職員)を理解すれば確実に正解できるということです。
この記事で紹介した覚え方を使えば、Part5でのスペルミスを完全に防げます。
- personalは「個人的な」形容詞
- personnelは「職員・人事」名詞
- スペルは「nelは寝る人たち」で覚える
ぜひ今日から実践して、確実にスコアアップを目指してくださいね!