Part5で品詞問題が出るたび、時間をかけて悩んでいませんか?
「4つの選択肢を全部文に当てはめて、どれが自然か考えてしまう」 「結局2つまで絞れるけど、最後で迷って時間切れ」
実は、品詞問題の90%以上は語尾だけ見れば瞬時に答えが分かるんです。
今回は、独学でTOEIC900点を達成した私が実践している、品詞問題を15秒以内で確実に解く5つの法則をお教えします。
品詞問題が「秒殺」できる理由
品詞問題を簡単に説明すると、レストランのメニューを見るようなものです。
例えば、「ピザ」「パスタ」「リゾット」「ティラミス」と並んでいたら、 デザートはどれか一瞬で分かりますよね。
これと同じように、英語の品詞も語尾を見れば、その単語の「役割」が瞬時に判断できるんです。
TOEICの品詞問題は、この原理を利用すれば驚くほど簡単に解けます。
語尾パターンで見分ける5つの法則
品詞問題を秒殺するための、最重要な5つの法則を覚えましょう。
法則1:-lyは副詞のサイン(正答率95%)
まず、最も簡単で確実なパターンです。
-lyで終わる単語の95%は副詞です。
残りの5%は形容詞(friendly, likelyなど)ですが、Part5では副詞として出題されることがほとんどです。
頻出例:
- quickly(素早く)
- efficiently(効率的に)
- approximately(およそ)
- considerably(かなり)
法則2:-tionと-mentは名詞確定
次に覚えるべきは名詞の語尾パターンです。
-tion/-sion/-mentで終わったら100%名詞です。
これは例外がないので、見た瞬間に名詞と判断してください。
頻出例:
- information(情報)
- decision(決定)
- improvement(改善)
- arrangement(手配)
法則3:-iveと-ousは形容詞の王道
形容詞を見分ける最強パターンがこれです。
-ive/-ous/-ableで終わる単語は形容詞として使われます。
特に-iveと-ousは頻出度が高いので要注意です。
頻出例:
- effective(効果的な)
- various(様々な)
- available(利用可能な)
- comprehensive(包括的な)
法則4:動詞の見分けは文構造で
動詞は語尾だけでは判断しにくいですが、実は簡単です。
空欄の前後に主語や目的語があれば動詞です。 また、助動詞(will, can, shouldなど)の後ろは必ず動詞の原形です。
法則5:-ingは位置で判断
-ing形は3つの可能性があります。
- 名詞の前→形容詞的用法
- be動詞の後→進行形(動詞)
- 前置詞の後→動名詞(名詞)
位置を見れば、どの用法か一瞬で分かります。
実践!頻出パターン別攻略法
では、実際のTOEICで出題される3大パターンを見ていきましょう。
パターン1:副詞vs形容詞(出題率40%)
このパターンが最も頻出します。
典型的な問題例:
The report was _____ written by the research team.
(A) careful
(B) carefully
(C) carefulness
(D) care
瞬間判断のポイント
動詞(written)の前を見たら、即座に副詞を選びます。
動詞を修飾できるのは副詞だけだからです。 -lyがついている(B)が正解です。
パターン2:名詞vs動詞(出題率35%)
次によく出るのがこのパターンです。
典型的な問題例:
The _____ of the new policy will begin next month.
(A) implement
(B) implementing
(C) implementation
(D) implemented
空欄の前を確認
The(冠詞)の後ろは必ず名詞です。
-tionで終わる(C)が正解。これは0.5秒で判断できます。
パターン3:形容詞の位置(出題率25%)
形容詞の位置を問う問題も定番です。
典型的な問題例:
The company offers _____ services to its clients.
(A) vary
(B) various
(C) variously
(D) variety
名詞(services)の前は形容詞の定位置です。 -ousで終わる(B)が正解ですね。
間違えやすい例外パターン
日本人学習者が特に間違えやすいのは、以下の点です。
- -lyで終わる形容詞:friendly, costly, timelyなど
- 同じ形の副詞と形容詞:fast, hard, earlyなど
- -edで終わる形容詞:interested, excited, satisfiedなど
特に-lyで終わる形容詞は、数が限られているので丸暗記してしまいましょう。
解答スピードを3倍にする実践テクニック
パターンを覚えたら、さらに時間を短縮するコツがあります。
-
選択肢を先に見る
- 語尾だけチェックして品詞を判断
-
空欄の前後1語だけ見る
- 冠詞、前置詞、動詞の位置を確認
-
消去法を使う
- 明らかに違う品詞を瞬時に除外
練習問題で実力チェック
理解度を確認するために、練習問題を解いてみましょう。
問題1:The manager spoke _____ about the project deadline.
(A) serious
(B) seriously
(C) seriousness
(D) seriousness's
考えてみてくださいね。
正解は(B)です!
動詞(spoke)を修飾しているので、副詞の-ly形が正解。 このパターンは本番で必ず出題されます。
問題2:Please submit your _____ by Friday.
(A) propose
(B) proposal
(C) proposing
(D) proposed
正解は(B)です!
yourの後ろは名詞が必要。-alで終わる名詞形を選びます。
まとめ
品詞問題の秒殺テクニックは、語尾パターンを覚えて、位置関係を確認するだけです。
この記事で紹介した5つの法則を使えば、
- 解答時間が15秒以内になる
- 正答率が90%以上にアップする
- Part5全体で5分以上の時間短縮
という効果が期待できます。
今日から実践して、Part5の得点源にしてくださいね!