Part5の品詞問題は得意だけど、Part6になると急に難しく感じませんか?
「Part5では品詞問題をサクサク解けるのに、Part6では文章が長くて迷ってしまう」という声をよく聞きます。
実は、Part5で身につけた品詞の知識は、Part6でもそのまま活用できるんです。 むしろ、Part5の基礎があるからこそ、Part6をより効率的に解くことができるようになります。
今回は、Part5の品詞知識をPart6で最大限活かすための実践的なテクニックをお伝えします。
Part5とPart6の品詞問題の違いを理解しよう
まず、Part5とPart6の品詞問題の根本的な違いを整理しましょう。
Part5の品詞問題の特徴
Part5では、1文の中で品詞を判断します。 文の構造がシンプルで、文法的な手がかりが明確です。
例えば:
The meeting was _____ successful.
(A) extreme
(B) extremely
(C) extremes
(D) extremity
この場合、successfulという形容詞を修飾する副詞を選ぶだけです。
Part6の品詞問題の特徴
Part6では、文章全体の流れの中で品詞を判断する必要があります。 前後の文脈を理解することが重要になります。
しかし、基本的な品詞の判断方法は全く同じです。
Part5で習得した品詞判断の3つの基本テクニック
Part5で身につけた以下の3つのテクニックは、Part6でもそのまま使えます。
テクニック1:空所の前後をチェック
品詞問題では、空所の直前と直後の単語が重要な手がかりになります。
Part5での例:
The _____ presentation impressed everyone.
(A) excel
(B) excellent
(C) excellently
(D) excellence
presentationという名詞の前には形容詞が来ます。
Part6での応用:
Part6でも同じように、空所の前後の単語関係を確認することで、必要な品詞を特定できます。
テクニック2:語尾パターンで瞬間判断
品詞には特徴的な語尾があります。
- -ly:副詞(quickly, carefully)
- -tion:名詞(information, solution)
- -ful:形容詞(useful, helpful)
- -ness:名詞(business, darkness)
この知識はPart6でも全く同じように活用できます。
テクニック3:文の構造を分析
主語・動詞・目的語の関係を把握することで、空所に入る品詞を特定します。
この分析力は、Part6の長い文章でも非常に有効です。
Part6特有の注意点と対策
Part6では、Part5にはない以下の要素を考慮する必要があります。
文脈の流れを意識する
Part6では、前後の文との関係性が重要になります。
例:
前の文で「新しいシステムが導入された」という内容
→ 空所のある文では「その結果」を表す内容
この場合、文脈の流れを理解した上で品詞を判断します。
段落全体の構造を把握
Part6は段落構成になっているため、段落内での役割を考える必要があります。
- 段落の冒頭:導入や要約の役割
- 段落の中間:具体的な説明や例
- 段落の末尾:結論や次への橋渡し
実践的な解法手順
Part5の知識をPart6で活かす、効率的な解法手順をご紹介します。
ステップ1:空所の前後を確認(Part5と同じ)
まず、Part5と同じように空所の直前・直後の単語を確認します。
これだけで答えが分かる場合も多いんです。
ステップ2:選択肢の品詞を分類
選択肢を品詞別に分類します。
例:
- (A) 動詞
- (B) 名詞
- (C) 形容詞
- (D) 副詞
ステップ3:文脈を軽く確認
Part5との違いはここです。 前後1-2文の内容を軽く確認して、文脈に合うかチェックします。
ステップ4:品詞の判断で最終決定
最終的には、文法的に正しい品詞を選びます。
頻出パターンの攻略法
Part6でよく出る品詞問題のパターンをまとめました。
パターン1:形容詞と副詞の判断
空所の後に名詞がある場合は形容詞、動詞や形容詞がある場合は副詞を選びます。
The _____ designed website attracted many visitors.
(A) beautiful
(B) beautifully
websiteという名詞の前なので、(A) beautifulが正解です。
パターン2:名詞の単数・複数判断
文脈から数を判断する必要があります。
前後の文で「複数の〜」という表現があれば、複数形を選びます。
パターン3:動詞の形の判断
主語との関係と時制を確認します。
Part5の知識そのままで解けますが、文脈から時制を判断する必要があります。
時間短縮のコツ
Part6で時間を節約するためのコツをお伝えします。
品詞問題は15秒以内で解く
Part5で身につけた品詞判断の速度を、Part6でも維持しましょう。
文脈確認は最小限にして、品詞の判断に集中します。
迷ったら文法優先
文脈的にどちらも正しそうな場合は、文法的に正しい方を選びます。
TOEICでは文法的な正確性が重視されるからです。
練習問題にチャレンジ
実際の問題で確認してみましょう。
Our company has experienced _____ growth this quarter,
which exceeded our initial projections.
(A) significance
(B) significant
(C) significantly
(D) signify
空所の後にgrowthという名詞があります。 名詞の前には形容詞が来るので、答えは(B) significantです。
Part5で学んだ「名詞の前は形容詞」というルールがそのまま使えましたね!
効果的な練習方法
Part5の知識をPart6で活かすための練習方法をご紹介します。
1. Part5の品詞問題を完璧にする
まず、Part5の品詞問題を確実に解けるようにします。
目標:1問10秒以内で95%以上正解
2. Part6の品詞問題だけを集中練習
Part6の問題集から品詞問題だけを抜き出して練習します。
Part5の解法がそのまま使えることを実感できます。
3. 時間を計って練習
Part6全体を時間内に解く練習をします。
品詞問題で時間を節約できれば、他の問題にも余裕が生まれます。
まとめ
Part5の品詞知識をPart6で活かすポイントは、基本的な解法は変えずに、文脈確認を最小限に抑えることです。
Part5で身につけた以下のスキルは、Part6でもそのまま使えます:
- 空所前後の単語関係の確認
- 語尾パターンでの品詞判断
- 文の構造分析
これらの基礎がしっかりしていれば、Part6の品詞問題も確実に得点源にできます。
Part5の知識を自信を持ってPart6でも活用していきましょう!