Part5で頻度副詞の位置を問う問題に迷ったことはありませんか?
「always、usually、often、sometimesはどこに置けばいいの?」という疑問を持つ学習者は本当に多いんです。
実は、頻度副詞には明確な配置ルールがあり、それを知れば確実に正解を選べるようになります。
今回は、600点レベルで頻出する頻度副詞の正しい位置を、わかりやすい覚え方と共にお伝えします。
頻度副詞がPart5で重要な理由
まず、なぜ頻度副詞の習得が重要なのかを確認しましょう。
頻度副詞は、Part5全30問中、年間約3-4問出題される重要な文法項目です。
特に600点レベルでは、以下の特徴があります。
- 基本的なルールで対策しやすい
- パターンが限定的で覚えやすい
- 語順問題で頻繁に出題される
つまり、この記事をマスターすれば、確実に3-4点アップが期待できるんです。
頻度副詞の基本概念
頻度副詞を簡単に説明すると、「どのくらいの頻度で行うか」を表す副詞です。
日常生活で例えると、「いつも朝食を食べる」「時々映画を見る」のように、行動の頻度を表すイメージですね。
主な頻度副詞は頻度順に以下の通りです。
Always(100%):いつも
Usually(80-90%):普通は、たいてい
Often(60-70%):しばしば、よく
Sometimes(30-50%):時々
頻度副詞の配置ルール
頻度副詞の位置には明確なルールがあります。
基本ルール:動詞の種類で決まる
頻度副詞の位置は、動詞の種類によって決まります。
be動詞の場合:be動詞の後 一般動詞の場合:動詞の前 助動詞がある場合:助動詞と動詞の間
この3つのパターンを覚えれば、ほぼすべての問題に対応できます。
パターン別の詳細解説
それぞれのパターンを詳しく見ていきましょう。
パターン1:be動詞 + 頻度副詞
構造:主語 + be動詞 + 頻度副詞 + 補語
be動詞の場合は、頻度副詞をbe動詞の後に置きます。
例文:
✅ 正解:She is always punctual.
(彼女はいつも時間を守る)
✅ 正解:The meetings are usually productive.
(会議はたいてい生産的だ)
❌ 間違い:She always is punctual.
パターン2:頻度副詞 + 一般動詞
構造:主語 + 頻度副詞 + 一般動詞 + 目的語
一般動詞の場合は、頻度副詞を動詞の前に置きます。
例文:
✅ 正解:We usually start meetings at 9 AM.
(私たちはたいてい午前9時に会議を始める)
✅ 正解:He often works late.
(彼はよく遅くまで働く)
❌ 間違い:We start usually meetings at 9 AM.
パターン3:助動詞 + 頻度副詞 + 動詞
構造:主語 + 助動詞 + 頻度副詞 + 動詞
助動詞がある場合は、助動詞と動詞の間に置きます。
例文:
✅ 正解:You should always double-check your work.
(あなたはいつも仕事をダブルチェックすべきだ)
✅ 正解:They can usually finish by 5 PM.
(彼らはたいてい午後5時までに終えることができる)
❌ 間違い:You always should double-check your work.
Part5での頻出パターン4選
頻度副詞は、Part5で主に以下の4つのパターンで出題されます。
パターン1:be動詞との組み合わせ
最も基本的なパターンです。
例題:
The quarterly reports _____ comprehensive and detailed.
(A) are always
(B) always are
(C) always
(D) are always being
正解は(A)です。 be動詞の後に頻度副詞を置くルールに従います。
パターン2:一般動詞との組み合わせ
頻出度の高いパターンです。
例題:
Our team _____ meets on Mondays to discuss weekly goals.
(A) usual
(B) usually
(C) is usually
(D) are usually
正解は(B)です。 一般動詞「meets」の前に頻度副詞「usually」を置きます。
パターン3:助動詞との組み合わせ
少し複雑なパターンです。
例題:
Employees _____ submit their timesheets by Friday.
(A) should always
(B) always should
(C) should be always
(D) always should be
正解は(A)です。 助動詞「should」と動詞「submit」の間に「always」を置きます。
パターン4:疑問文での語順
疑問文での配置を問う問題です。
例題:
_____ the meetings start on time?
(A) Are usually
(B) Do usually
(C) Usually are
(D) Usually do
正解は(B)です。 疑問文では「Do + 主語 + usually + 動詞」の語順になります。
覚えやすい語呂合わせ
頻度副詞の位置を覚えるための語呂合わせをご紹介します。
「ビーは後、イチは前、助けは間」
- ビー(be動詞)は後:be動詞の後に置く
- イチ(一般動詞)は前:一般動詞の前に置く
- 助け(助動詞)は間:助動詞と動詞の間に置く
この語呂合わせを覚えれば、迷うことなく正しい位置を選べます。
間違えやすいポイント
日本人学習者が特に間違えやすいのは、以下の点です。
- be動詞での位置間違い:be動詞の前に置いてしまう
- 助動詞での位置間違い:助動詞の前に置いてしまう
- 疑問文での語順混乱:平叙文と同じ語順にしてしまう
特にbe動詞での位置は、多くの人が間違えるポイントです。 「She always is busy」のように、be動詞の前に置いてしまわないよう注意しましょう。
確実に正解するための3ステップ
では、実際の解き方を見ていきましょう。
ステップ1:動詞の種類を確認
まず、文中の動詞を確認します。
- be動詞 → 後に置く
- 一般動詞 → 前に置く
- 助動詞 + 動詞 → 間に置く
ステップ2:文の種類を確認
次に、平叙文か疑問文かを確認します。
- 平叙文 → 基本ルール通り
- 疑問文 → 語順に注意
ステップ3:選択肢の絞り込み
最後に、ルールに合わない選択肢を除外します。
練習問題にチャレンジ
理解度を確認するために、練習問題を解いてみましょう。
問題1:The new software _____ user-friendly and efficient.
(A) is often
(B) often is
(C) often
(D) is often being
まず動詞の種類を確認してみてください。
正解は(A)です!
「is」はbe動詞なので、頻度副詞「often」はbe動詞の後に置きます。 「The new software is often user-friendly and efficient.」が正しい語順です。
問題2:Our department _____ exceeds its monthly targets.
(A) frequent
(B) frequently
(C) is frequently
(D) are frequently
正解は(B)です!
「exceeds」は一般動詞なので、頻度副詞「frequently」は動詞の前に置きます。
600点突破のための応用テクニック
600点レベルでは、より複雑な文での頻度副詞も出題されます。
応用パターン1:複数の動詞がある場合
She usually _____ early and often _____ overtime.
(A) arrives / works
(B) is arriving / is working
(C) arrive / work
(D) has arrived / has worked
正解は(A)です。 一般動詞が2つある場合、それぞれの前に頻度副詞を置くか、最初の動詞の前だけに置きます。
応用パターン2:完了形との組み合わせ
The team _____ completed projects ahead of schedule.
(A) has always
(B) always has
(C) have always
(D) always have
正解は(A)です。 「has」は助動詞として機能するので、助動詞と動詞の間に頻度副詞を置きます。
実践での時間短縮テクニック
頻度副詞問題を素早く解くコツがあります。
-
動詞スキャン
- be動詞を見つけたら「後」を選択
- 一般動詞を見つけたら「前」を選択
-
助動詞チェック
- can, will, should等があれば「間」を選択
-
語呂合わせ活用
- 「ビーは後、イチは前、助けは間」を思い出す
これらのテクニックを使えば、5秒以内での解答も可能になります。
まとめ
頻度副詞のポイントは、動詞の種類による位置の使い分けということです。
この記事で紹介した「ビーは後、イチは前、助けは間」の語呂合わせを使えば、頻度副詞の位置で迷うことがなくなります。
特にbe動詞での配置は、600点レベルで頻出する重要なポイントです。 ぜひ今日から実践して、頻度副詞を得点源にしてくださいね!