条件文でいつも迷ってしまうこと、ありませんか?
Part5で「If the project _ on time」のような問題を見ると、どの時制を選べばいいか悩んでしまいますよね。
実は、条件文のパターンさえ理解すれば、15秒以内で確実に正解できるようになります。
今回は、TOEIC Part5で頻出する条件文とif-then関係を確実に表現する5つの方法を、分かりやすくお伝えします。
条件文の基本構造を理解しよう
条件文を簡単に説明すると、「もし〜なら、〜だ」という関係を表す文のことです。
例えば、コンビニで買い物をする場面を想像してください。 「もし1000円以上買ったら、ポイントが2倍になる」 これがまさに条件文の考え方なんです。
英語でも同じように、条件(if節)と結果(主節)の組み合わせで成り立っています。
Part5での条件文出題パターン
条件文は、Part5で年間約4-6問出題される重要項目です。
主な出題パターンは以下の5つです。
パターン1:現在の事実・習慣的な条件
一般的な事実や習慣を表す場合、両方とも現在形を使います。
例題:
If the client _____ additional information, we send it immediately.
(A) request
(B) requests
(C) requested
(D) will request
正解は(B)です。 なぜなら、clientは三人称単数なので、現在形にsが必要だからです。
パターン2:未来の可能性
未来のことを表す場合、if節は現在形、主節は未来形という組み合わせになります。
例題:
If the meeting _____ canceled, we will notify all participants.
(A) is
(B) was
(C) will be
(D) would be
正解は(A)です。 if節では未来のことでも現在形を使うのがルールです。
よくある間違いポイント
日本人学習者が特に間違えやすいのは、以下の点です。
- if節に will を使ってしまう:if節では未来のことでも現在形を使います
- 時制の組み合わせを間違える:条件のタイプによって時制が決まります
- if以外の条件表現を見落とす:unless, provided that なども条件を表します
特にif節での時制選択は、多くの人が見落としがちです。
条件文を確実に解く5つの方法
では、実際の解き方を見ていきましょう。
方法1:if節では未来の will を使わない
まず、if節の中にwillが入る選択肢があれば、それは除外できます。
これだけで選択肢を絞れることが多いんです。
方法2:主節の時制から逆算する
主節が未来形なら、if節は現在形。 主節が過去形なら、if節も過去形。 このパターンを覚えておきましょう。
方法3:if以外の条件表現もチェック
- unless = if ... not(〜でなければ)
- provided that = if(〜という条件で)
- as long as = if(〜である限り)
- in case = if(〜の場合に備えて)
これらも同じルールが適用されます。
方法4:仮定法との区別を明確に
実現可能性が低い場合は仮定法を使います。
If I were the manager, I would change the policy.
(もし私がマネージャーだったら、方針を変えるのに)
wereやwouldが出てきたら仮定法のサインです。
方法5:文脈から現実性を判断
ビジネス文書では、実現可能な条件が多いです。 現実的な内容なら、単純な条件文(現在形+未来形)を選びましょう。
練習問題にチャレンジ
理解度を確認するために、練習問題を解いてみましょう。
問題1:Unless the budget _____ approved by Friday, the project will be delayed.
(A) is
(B) was
(C) will be
(D) would be
考えてみてくださいね。
正解は(A)です!
unlessもif notと同じで、未来のことでも現在形を使います。 主節がwill be delayedと未来形なので、unless節は現在形が正解です。
問題2:Provided that all members _____ the proposal, we can proceed next week.
(A) approve
(B) approved
(C) will approve
(D) would approve
正解は(A)です!
provided thatもifと同じルールが適用されます。 主節のcan proceedと合わせて、現在形が適切です。
実践での時短テクニック
本番で素早く解くためのコツをお伝えします。
-
選択肢を先にチェック
- will/wouldがあればif節では除外
- 時制の組み合わせを確認
-
接続詞を素早く見つける
- if, unless, provided that などをマーク
- 条件節と主節を区別
-
迷ったら現実的な選択を
- ビジネス文書は現実的な内容が多い
- 仮定法より単純な条件文を優先
まとめ
条件文のポイントは、if節では未来のことでも現在形を使うということです。
この記事で紹介した5つの方法を意識すれば、Part5での正答率が確実に上がります。
特に重要なのは:
- if節でwillを使わない
- 主節の時制から逆算する
- if以外の条件表現も同じルール
ぜひ今日から実践して、スコアアップを目指してくださいね!