Part5の比較構文で迷ってしまうことはありませんか?
「the+比較級が出てくると、どの形が正しいのか分からない」と悩む学習者は本当に多いんです。
実は、比較構文には明確なパターンがあり、それを知れば15秒以内で確実に正解できるようになります。
今回は、730点レベルの比較構文を攻略するための上級テクニックを、実践的な解法と共にお伝えします。
比較構文がPart5で重要な理由
まず、なぜ比較構文の習得が重要なのかを確認しましょう。
Part5全30問中、比較構文は年間約3-4問出題されます。 つまり、10%を占める重要な文法項目なんです。
しかも、比較構文は以下の特徴があります。
- パターンが限定的で対策しやすい
- 語順のルールが明確
- 730点以上のレベルで頻出
この記事をマスターすれば、確実に3-4点アップが期待できます。
the+比較級の基本パターン
比較構文の中でも、特に重要なのがthe+比較級の構文です。
簡単に言うと、「~すればするほど、ますます…」という意味を表します。 日常生活で例えると、「練習すればするほど、上手になる」のようなイメージですね。
英語では以下の形で表現されます。
The + 比較級 + S + V, the + 比較級 + S + V
例:The more you practice, the better you become. (練習すればするほど、上達する)
Part5での頻出パターン3選
比較構文は、Part5で主に以下の3つのパターンで出題されます。
パターン1:the+比較級の語順問題
最も頻出するのが、語順を問う問題です。
例題:
_____ experienced the manager becomes, the more confident he feels.
(A) More
(B) The more
(C) Most
(D) The most
正解は(B)です。 なぜなら「the+比較級」の構文では、必ずtheが必要だからです。
このパターンでは、選択肢にtheがあるかどうかを最初にチェックしましょう。
パターン2:比較級の形容詞・副詞選択
次によく出るのが、適切な比較級を選ぶ問題です。
例題:
The _____ the project deadline approaches, the more pressure the team feels.
(A) close
(B) closer
(C) closest
(D) closely
正解は(B)です。 「the+比較級」の構文なので、closeの比較級closerが必要です。
パターン3:意味による判断問題
文脈から適切な比較表現を選ぶ問題も頻出です。
例題:
Sales have been improving _____ since the new marketing strategy was implemented.
(A) steady
(B) steadily
(C) more steadily
(D) most steadily
正解は(C)です。 「以前と比べてより着実に」という比較の意味が含まれているためです。
間違えやすいポイント
日本人学習者が特に間違えやすいのは、以下の点です。
- theの省略:「more experienced」のようにtheを忘れる
- 語順の混乱:比較級の位置を間違える
- 形容詞と副詞の混同:closeとcloselyの使い分け
特にtheの有無は、多くの人が見落としがちです。 比較構文では、theがないと文法的に間違いになってしまいます。
確実に正解するための3ステップ
では、実際の解き方を見ていきましょう。
ステップ1:構文パターンの確認
まず、文全体を見て比較構文かどうかを判断します。
「the...the...」の形や「more/less」などのキーワードがあれば、比較構文の可能性が高いです。
ステップ2:選択肢の分析
次に、選択肢を比較して以下を確認します。
- theの有無
- 比較級か最上級か
- 形容詞か副詞か
ステップ3:文脈での最終確認
最後に、選んだ答えが文全体の意味に合うか確認します。
比較構文は論理的な関係を示すので、「~すれば~するほど」の関係が成り立つかチェックしましょう。
練習問題にチャレンジ
理解度を確認するために、練習問題を解いてみましょう。
問題1:The _____ carefully you prepare for the presentation, the more successful it will be.
(A) much
(B) many
(C) more
(D) most
考えてみてくださいね。
正解は(C)です!
「the+比較級」の構文で、carefullyを修飾する比較級はmoreです。 「より注意深く準備すればするほど、プレゼンはより成功する」という意味になります。
問題2:Our company's profits have grown _____ since we expanded overseas.
(A) significant
(B) significantly
(C) more significant
(D) more significantly
正解は(D)です!
「海外展開以来、より大幅に」という比較の意味があり、動詞grownを修飾する副詞の比較級が必要です。
実践での時間短縮テクニック
パターンを覚えたら、さらに時間を短縮するコツがあります。
-
キーワードスキャン
- 「the」「more」「less」を見つけたら比較構文を疑う
-
選択肢の即判断
- theの有無で2択に絞る
- 比較級と最上級で判断
-
文脈は最後
- 文法的に正しい選択肢を先に絞る
- 意味の確認は最終段階で行う
これらのテクニックを使えば、10秒以内での解答も可能になります。
730点突破のための応用テクニック
730点レベルでは、より高度な比較構文も出題されます。
応用パターン1:倍数表現との組み合わせ
The new system is three times _____ efficient than the old one.
(A) more
(B) as
(C) most
(D) much
正解は(A)です。 倍数表現では「倍数 + 比較級 + than」の形を使います。
応用パターン2:no比較級の構文
There is no _____ way to solve this problem.
(A) good
(B) better
(C) best
(D) well
正解は(B)です。 「no better way」で「これ以上良い方法はない」という意味になります。
まとめ
比較構文のポイントは、パターン認識と語順の理解ということです。
この記事で紹介した3つのステップを意識すれば、Part5での正答率が確実に上がります。
特に「the+比較級」の構文は、730点レベルで頻出する重要なポイントです。 今日から実践して、スコアアップを目指してくださいね!