TOEIC Part5で時間が足りなくなってしまうことはありませんか?
「文法問題は得意だったはずなのに、本番では迷ってしまう」という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
実は、TOEIC Part5は正しい攻略法を知っていれば、1問20秒以内で確実に正解できる問題ばかりです。
今回は、Part5の基本から実践的な攻略法まで、5分で完全理解できるように分かりやすく解説します。
TOEIC Part5の基本情報
Part5は「短文穴埋め問題」と呼ばれるセクションです。
問題形式と配点
問題数:30問 配点:各問約6.7点(リーディング495点÷74問) 制限時間:Part5-7合わせて75分
1つの文章に1つの空欄があり、4つの選択肢から最も適切な語句を選びます。
文章の長さは1-2行程度で、パッと見て内容を把握できる短さです。
出題される文法項目
Part5で出題される文法項目は大きく4つに分類されます。
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品詞問題(約40%)
- 語尾の形で判断する問題
- 最も頻出で得点源にしやすい
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動詞問題(約25%)
- 時制、態、主語との一致など
- パターンを覚えれば確実に解ける
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前置詞・接続詞問題(約20%)
- 文の構造を理解する問題
- 文脈判断が必要
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語彙問題(約15%)
- 単語の意味を問う問題
- 知っているか知らないかで決まる
Part5で高得点を取る3つの基本戦略
では、実際の解き方のコツを見ていきましょう。
戦略1:選択肢を先に見る
問題文を読む前に、まず選択肢をチェックしましょう。
選択肢を見ることで、何を問われているかが瞬時に分かります。
例えば:
- 語尾が違う選択肢 → 品詞問題
- 動詞の形が違う → 動詞問題
- 前置詞が並んでいる → 前置詞問題
この判断ができれば、問題文のどこに注目すべきかが明確になります。
戦略2:空欄の前後だけを見る
Part5では、空欄の前後2-3語を見るだけで答えが分かる問題が大半です。
文章全体を読む必要はありません。
The meeting _____ scheduled for 3 PM has been postponed.
この場合、「meeting」と「scheduled」の関係を見れば、受動態の構造が分かります。
戦略3:迷ったら文法優先
語彙問題以外では、文法的に正しい選択肢を選ぶのが鉄則です。
意味がよく分からなくても、文法的に間違いのない選択肢を選べば正解率は大幅に上がります。
時間配分の最適化
Part5での理想的な時間配分をご紹介します。
1問あたりの目標時間
品詞問題:15秒以内 動詞問題:20秒以内 前置詞・接続詞問題:25秒以内 語彙問題:30秒以内
この配分で解けば、Part5全体を15分以内で完了できます。
時間短縮のコツ
迷った時は、30秒で見切りをつけましょう。
Part5で時間を使いすぎると、Part7の長文読解に影響します。
分からない問題は勘で答えて、確実に解ける問題で得点を稼ぐのが賢明です。
効率的な学習方法
Part5の攻略には、正しい学習アプローチが重要です。
段階的学習プラン
第1段階:基礎文法の復習(1-2週間)
- 品詞の見分け方
- 基本的な動詞の活用
- 頻出前置詞の用法
第2段階:問題パターンの習得(2-3週間)
- 出題パターンごとの解法
- 時間を意識した演習
- 間違いの傾向分析
第3段階:実践演習(1-2週間)
- 模試での時間配分練習
- 苦手分野の重点対策
- 本番形式での総仕上げ
日々の学習習慣
毎日10問を目標に、継続して問題に取り組みましょう。
重要なのは、解いた後の復習です。
間違えた問題は、なぜその答えになるのかを必ず確認してください。
まとめ
TOEIC Part5の攻略ポイントは、選択肢を先に見る、空欄の前後に注目する、時間配分を守るの3つです。
この記事で紹介した戦略を実践すれば、Part5で安定して8割以上の正答率を目指せます。
まずは基礎文法の確認から始めて、段階的にレベルアップしていきましょう!