Part6で時間が足りなくて見直しができない、という悩みを抱えていませんか?
「最後まで解くのに精一杯で、見直しする時間がない」「ケアレスミスに後で気づいて悔しい思いをする」という経験、よくありますよね。
実は、Part6では8分で解いて2分で確認という時間配分を守れば、見直し時間を確保しながら高得点を狙うことができます。
今回は、時間に余裕を持ちながらPart6を攻略する実践的な時間配分術をお伝えします。
Part6の理想的な時間配分
まず、Part6全体の時間配分を明確にしましょう。
基本の時間配分
Part6の推奨時間配分は10分です。
これを以下のように分割します:
- 解答時間:8分
- 見直し時間:2分
この配分を守ることで、確実性と効率性を両立できます。
なぜ8分+2分なのか
多くの人が「10分すべて解答に使う」と考えがちですが、これは非効率です。
8分+2分の配分がベストな理由:
- 集中力が途切れる前に解答を完了できる
- 見直しで発見できるミスは想像以上に多い
- 精神的余裕が正答率を向上させる
8分で解くための具体的テクニック
では、8分以内で確実に解答するためのテクニックを見ていきましょう。
テクニック1:問題タイプ別の時間配分
Part6の4つの文章を、以下の時間配分で解きます:
1文章目:2分(慣れのため少し多めに確保)
2文章目:1分45秒
3文章目:1分45秒
4文章目:2分30秒(最も難しいため)
この配分を意識するだけで、時間オーバーを防げます。
テクニック2:文章の読み方を変える
全文を読む必要はありません。
効率的な読み方:
- まず設問の選択肢を確認
- 必要な部分だけを読む
- 答えが見つかったら次へ進む
「完璧に理解してから解く」ではなく、「答えを見つけたら即座に次へ」が重要です。
テクニック3:迷った問題の処理法
8分以内で解くには、迷った問題での時間ロスを防ぐことが重要です。
迷った時の対処法:
- 15秒考えて分からなければ、直感で選ぶ
- 印をつけて見直し対象にする
- 絶対に30秒以上は悩まない
完璧を求めず、「8分で全問埋める」ことを優先しましょう。
問題タイプ別の時短テクニック
各問題タイプに応じた効率的な解法をご紹介します。
語彙問題(5秒以内)
語彙問題は知っているか知らないかの問題です。
解法:
- 選択肢を見る
- 知っている単語があれば即選択
- 知らない場合は語尾や接頭辞で推測
迷う時間は無駄です。
文法問題(10秒以内)
文法問題は品詞や文構造を瞬時に判断します。
解法:
- 空欄前後の単語を確認
- 必要な品詞を特定
- 文法的に正しい選択肢を選ぶ
Part5の知識をそのまま活用できます。
文挿入問題(20秒以内)
最も時間のかかる問題ですが、コツを掴めば短縮できます。
解法:
- 挿入される文の内容を理解
- 前後の文脈を確認
- 論理的な流れを考えて配置
文章理解問題(15秒以内)
文章全体の流れを理解する必要があります。
解法:
- 設問を先に読む
- 該当箇所を特定
- 前後の文脈で確認
2分間の効果的な見直し方法
見直し時間を最大限に活用するテクニックをご紹介します。
見直しの優先順位
限られた時間で効率的に見直しを行うため、優先順位を設定します。
優先順位:
- 印をつけた問題(迷った問題)
- 文挿入問題(間違いやすい)
- 文法問題(計算ミスの確認)
- 語彙問題(余裕があれば)
見直しで確認するポイント
ただ読み返すだけでは効果的ではありません。
確認ポイント:
- 選択肢の記入ミス
- 文脈に合わない答え
- 文法的な矛盾
- 常識的におかしな選択
見直しで変更するべき判断基準
見直しで答えを変更する際の判断基準を明確にしましょう。
変更する場合:
- 明らかな記入ミス
- 文脈を読み違えていた
- 文法的に間違っている
変更しない場合:
- 単純に迷っている
- 直感的に不安になっただけ
- 時間がない
実践的な時間管理術
実際の試験で使える時間管理のコツをお伝えします。
時計の使い方
Part6開始時に時計を確認し、終了予定時刻を設定します。
時間管理法:
- Part6開始時刻を確認
- 8分後の時刻を計算
- 各文章の目標時刻を設定
- 定期的に時計をチェック
焦った時の対処法
予定より時間がかかっている場合の対処法です。
対処法:
- 深呼吸して冷静になる
- 残り時間を計算
- 優先度の低い問題は飛ばす
- 最低限の見直しは必ず行う
時間が余った場合
予定より早く終わった場合の有効活用法です。
活用法:
- 全問題の見直し
- Part7の問題を先読み
- 解答用紙の記入確認
練習方法と習得のコツ
この時間配分術を身につけるための練習方法をご紹介します。
段階的な練習法
いきなり8分で解くのは難しいので、段階的に練習しましょう。
練習ステップ:
1.
第1週:12分で解く練習
2.
第2週:10分で解く練習
3.
第3週:8分で解く練習
4.
第4週:8分+2分の完全版
時間測定の習慣化
毎回時間を測って解くことが重要です。
測定ポイント:
- 各文章にかかった時間
- 各問題タイプの解答時間
- 見直しで発見したミスの数
弱点の特定と対策
時間がかかる問題タイプを特定し、集中的に対策します。
分析項目:
- 最も時間のかかる問題タイプ
- よく間違える問題パターン
- 見直しで発見しやすいミス
よくある失敗パターンと対策
時間配分でよくある失敗パターンを整理しました。
失敗パターン1:完璧主義
すべての問題を完璧に理解しようとして時間オーバーになるケースです。
対策:
「8分で全問埋める」ことを最優先にしましょう。
失敗パターン2:見直し時間の浪費
見直し時間に新しい問題を解き直してしまうケースです。
対策:
見直しは「確認」に徹し、大幅な解き直しは避けましょう。
失敗パターン3:時間配分の無視
時間配分を決めても、実際には守らないケースです。
対策:
定期的に時計を確認し、強制的に次の問題に進む習慣をつけましょう。
まとめ
Part6での「8分で解いて2分確認」の時間配分術は、見直し時間を確保しながら高得点を狙うための最適な方法です。
この時間配分を守れば:
- ケアレスミスを大幅に減らせる
- 精神的余裕を持って解答できる
- Part7により多くの時間を確保できる
最初は難しく感じるかもしれませんが、練習を重ねれば必ず身につきます。
ぜひ今日から実践して、Part6での安定した高得点を目指してくださいね!