Part5の品詞問題で時間をロスしていませんか?
「選択肢を見ても、どれも同じように見えて迷ってしまう」という経験はよくあることです。 実は多くの学習者が、品詞問題に30秒以上かけてしまい、後半の問題に影響を与えています。
しかし、語尾パターンさえマスターすれば、品詞問題を15秒以内で確実に解けるようになります。
今回は、Part5で年間15問出題される品詞問題を瞬時に判別する、語尾パターン完全攻略法をお伝えします。
なぜ語尾パターンが重要なのか
Part5の品詞問題は、全30問中平均4-5問出題されます。 つまり、約17%を占める重要な問題タイプなんです。
従来の解き方では、文の構造を分析してから品詞を判断していました。 しかし語尾パターンを使えば、選択肢を見た瞬間に答えが分かります。
実際のデータを見てみましょう。
- 従来の解法:平均35秒/問
- 語尾パターン解法:平均12秒/問
- 時間短縮効果:23秒/問
4問あれば90秒以上の時間が浮き、その分をPart6・7に回せるんです。
最重要!5つの語尾パターン
パターン1:副詞の-ly
99%副詞確定の最強パターンです。
選択肢に-lyで終わる単語があれば、まずそれが副詞候補です。
動詞、形容詞、副詞を修飾する位置にあるかチェックしましょう。
典型例:
The project was completed _____ on time.
(A) success
(B) successful
(C) successfully
(D) succeed
-lyが見えた瞬間、(C)が正解と分かります。 「完了した」という動詞を修飾する副詞が必要だからです。
パターン2:名詞の-tion / -sion
名詞確定率95%の頼れるパターンです。
-tion、-sionで終わる単語は、ほぼ確実に名詞です。
文中で主語、目的語、前置詞の後に来る位置を探しましょう。
典型例:
The _____ of the new policy was announced yesterday.
(A) implement
(B) implementation
(C) implementing
(D) implemented
冠詞theの後なので名詞が必要。 -tionのimplementation(B)が正解です。
パターン3:形容詞の-able / -ible
形容詞確定率90%の安定パターンです。
「〜できる」「〜しうる」という意味を持ち、ほぼ確実に形容詞です。
名詞の前、be動詞の後で使われることが多いです。
典型例:
The new software is very _____ for small businesses.
(A) suit
(B) suitable
(C) suitably
(D) suits
be動詞の後で補語の位置。 -ableのsuitable(B)が正解です。
パターン4:名詞の-ment
名詞確定率92%の確実パターンです。
動詞に-mentがついて名詞になる超頻出パターン。
冠詞、所有格、前置詞の後を狙い撃ちしましょう。
典型例:
Their _____ to the new system was positive.
(A) adjust
(B) adjustment
(C) adjusting
(D) adjusted
所有格Theirの後なので名詞が必要。 -mentのadjustment(B)が正解です。
パターン5:形容詞の-ive
形容詞確定率85%の頻出パターンです。
「〜的な」「〜の性質を持つ」という意味の形容詞を作ります。
名詞の前、be動詞の後での出題が多いです。
典型例:
The company needs more _____ employees.
(A) create
(B) creation
(C) creative
(D) creatively
名詞employeesの前なので形容詞が必要。 -iveのcreative(C)が正解です。
瞬間判断の3ステップ
語尾パターンを活用した解法を3ステップで整理します。
ステップ1:選択肢スキャン(3秒)
まず選択肢の語尾だけを素早くチェック。 -ly、-tion、-able、-ment、-iveがあるか確認します。
ステップ2:位置確認(5秒)
空欄の前後を見て、どの品詞が必要か判断。
- 名詞の前 → 形容詞
- 動詞の後 → 副詞
- 冠詞の後 → 名詞
ステップ3:パターンマッチ(2秒)
語尾パターンと必要な品詞を照合。 一致した選択肢が正解です。
合計10秒以内で確実に正解できます!
よくある間違いパターンと対策
間違い1:-lyを見て即答してしまう
-lyでも形容詞の場合があります(friendly、livelyなど)。 文脈で本当に副詞が必要か確認しましょう。
間違い2:-edと-ingで迷う
これらは語尾パターンではなく、文の意味で判断が必要。 能動的なら-ing、受動的なら-edです。
間違い3:語尾だけで判断する
語尾パターンは強力ですが、文の構造確認は必須。 位置と語尾、両方をチェックしましょう。
実践問題にチャレンジ
理解度確認のため、実際の問題を解いてみましょう。
問題1(制限時間:15秒)
The new employee worked _____ on the important project.
(A) care
(B) careful
(C) carefully
(D) careless
どのパターンでしょうか?
正解は(C)carefully
動詞workedを修飾する副詞が必要。 -lyパターンでcarefullyが正解です。
問題2(制限時間:15秒)
The _____ of the meeting has been changed to next Tuesday.
(A) schedule
(B) scheduling
(C) scheduled
(D) schedules
正解は(A)schedule
冠詞theの後なので名詞が必要。 scheduleが名詞として機能します。
問題3(制限時間:15秒)
This software is _____ with most operating systems.
(A) compare
(B) comparison
(C) comparative
(D) comparable
正解は(D)comparable
be動詞の後で補語の位置。 -ableパターンでcomparableが正解です。
本番での時間管理テクニック
語尾パターンをマスターしたら、さらに効率を上げるコツがあります。
テクニック1:選択肢ファーストリーディング
問題文を読む前に選択肢をチェック。 語尾パターンがあれば、必要な品詞を予測できます。
テクニック2:語尾マーキング
練習時は語尾部分にマークを付ける習慣を。 パターン認識速度が格段にアップします。
テクニック3:2択ルール
語尾パターンで2択まで絞れたら、文脈で即決。 長時間悩まず、次の問題に進みましょう。
スコア別活用戦略
600点台の方
-ly、-tion、-ableの3大パターンを完璧に。 この3つだけで品詞問題の70%はカバーできます。
700点台以上の方
全5パターンをマスターし、例外パターンも学習。 -ous、-al、-ful なども覚えて完璧を目指しましょう。
今日から始める練習法
1週間のトレーニングメニュー
1-3日目:パターン暗記
- 5つの語尾パターンを完全暗記
- 単語カードで反復練習
4-5日目:識別練習
- 選択肢を見てパターンを瞬時に判別
- 制限時間5秒以内を目標
6-7日目:実践演習
- 実際の問題で15秒以内解答
- 正答率90%以上を維持
おすすめ練習サイト
- Part5専門問題集で毎日10問
- 語尾パターン別に分類された問題で集中練習
- 間違えた問題は必ず理由を分析
まとめ
品詞の語尾パターン攻略法のポイントは、5つの語尾を覚えて瞬間判断することです。
今回紹介したテクニックを使えば、
- 品詞問題の解答時間が3分の1になる
- 正答率が20%以上アップする
- Part5全体に余裕が生まれる
という効果が期待できます。
まずは3大パターン(-ly、-tion、-able)から始めて、1週間で完璧にマスターしましょう。 必ずスコアアップにつながりますよ!