Part5で時間が足りないと感じたことはありませんか?
「文章を全部読んでいたら時間がない」「品詞問題でいつも迷ってしまう」という悩み、よくありますよね。
実は、Part5の8割の問題は、空欄前後3語だけ見れば瞬間的に正解できるんです。 今回は、その秘密となる20の必勝パターンを、分かりやすくお伝えします。
なぜ前後3語だけで解けるのか?
Part5の問題設計には明確なルールがあります。
簡単に言うと、コンビニでレジ袋を選ぶときのようなものです。 商品のサイズを見れば、S・M・Lのどれが適切かすぐに分かりますよね。
これと同じように、英語の品詞問題も「空欄の役割」を見れば、必要な品詞が瞬時に判断できるんです。
Part5での圧倒的な時間短縮効果
この方法をマスターすると、驚くべき効果が得られます。
従来の解き方:
- 1問あたり平均45秒
- Part5全体で22-23分
3語判断法:
- 1問あたり平均15秒
- Part5全体で7-8分
つまり、15分も時間を短縮できるんです!
必勝パターン1:「冠詞+空欄+名詞」
最も頻出するパターンから見ていきましょう。
このパターンの特徴
冠詞(a, an, the)の後で、名詞の前にある空欄は、99%形容詞です。
コンビニの商品棚で、牛乳の隣に置かれているのは必ず乳製品コーナーのように、位置が役割を決めています。
典型的な問題例:
The _____ meeting was postponed due to bad weather.
(A) important
(B) importance
(C) importantly
(D) import
瞬間判断のポイント
「The」と「meeting」を確認した瞬間、形容詞が必要だと分かります。 語尾を見れば、-antで終わる(A)が形容詞だと即座に判断できます。
正解は(A)です。「The important meeting」という構造が完成しますね。
必勝パターン2:「動詞+空欄+名詞」
2番目に重要なパターンです。
このパターンの特徴
一般動詞の直後で、名詞の前にある空欄は、副詞の可能性が高いです。
電車の乗り換えで、特急の後に各駅停車が来るような、決まった順序があるんです。
典型的な問題例:
The company will _____ consider the proposal.
(A) careful
(B) carefully
(C) care
(D) careless
瞬間判断のポイント
「will」(動詞)と「consider」(動詞)の間に空欄があるので、動詞を修飾する副詞が必要です。 -lyで終わる(B)が正解だと瞬時に分かります。
必勝パターン3:「be動詞+空欄+前置詞」
be動詞の後の形容詞パターンです。
このパターンの特徴
be動詞の直後で前置詞の前にある空欄は、形容詞が入ります。
レストランのメニューで、「〜は」の後に来るのは料理の説明のように、文の構造が決まっています。
典型的な問題例:
The results are _____ to management.
(A) report
(B) reported
(C) reporting
(D) reports
正解は(B)です。「be + 過去分詞」の受動態パターンですね。
必勝パターン4:「前置詞+空欄+名詞」
前置詞句の中の形容詞パターンです。
このパターンの特徴
前置詞の後で名詞の前にある空欄は、形容詞が必要です。 スマホアプリで設定画面を開くと、必ず「詳細設定」があるように、決まった配置があります。
The project was completed within the _____ timeframe.
(A) origin
(B) original
(C) originally
(D) originate
「within the」と「timeframe」の間なので、形容詞の(B)が正解です。
必勝パターン5:「空欄+動詞+名詞」
文頭の品詞判断パターンです。
このパターンの特徴
文の最初で、動詞の前にある空欄は、名詞(主語)が入ります。
_____ requires careful planning.
(A) Success
(B) Successful
(C) Successfully
(D) Succeed
主語の位置なので、名詞の(A)が正解です。
瞬間判断のための語尾チェック法
各品詞の典型的な語尾を覚えれば、さらに速く判断できます。
名詞の語尾パターン
- -tion, -sion: information, decision
- -ment: management, development
- -ness: business, happiness
- -er, -or: manager, director
形容詞の語尾パターン
- -al: professional, original
- -ful: successful, careful
- -ive: active, effective
- -ant, -ent: important, different
副詞の語尾パターン
- -ly: carefully, quickly
- -ward: forward, backward
動詞の語尾パターン
- -ate: create, operate
- -ize: organize, realize
実践トレーニング
パターンを理解したら、実際の問題で練習してみましょう。
練習問題1(制限時間:15秒)
The new _____ policy will take effect next month.
(A) employ
(B) employee
(C) employment
(D) employed
どのパターンか分かりましたか?
正解は(C) - パターン1「冠詞+空欄+名詞」でしたね! 「The new employment policy」で形容詞として使われる名詞です。
練習問題2(制限時間:15秒)
Please submit your application _____.
(A) prompt
(B) promptly
(C) prompted
(D) prompting
正解は(B) - 動詞の後で文を修飾する副詞が必要です。
間違えやすい落とし穴パターン
上級者でも間違えやすいポイントを確認しましょう。
落とし穴1:複合名詞の判断
The _____ department handles all complaints.
(A) custom
(B) customer
(C) customize
(D) customary
一見パターン1に見えますが、正解は(B)です。 「customer department」として、名詞+名詞の複合名詞になります。
落とし穴2:動名詞と現在分詞の区別
The _____ process requires approval.
(A) hire
(B) hiring
(C) hired
(D) hires
「hiring process(採用プロセス)」として、動名詞が形容詞の役割をする(B)が正解です。
本番での実践テクニック
パターンを覚えたら、さらに効率を上げるコツがあります。
1. 選択肢を先に見る
品詞の組み合わせを確認してから問題文を読むと、何を探せばいいかが明確になります。
2. キーワードだけをスキャン
文章全体を読まず、空欄前後3語だけに集中します。
3. 2択まで絞ったら深く考えない
品詞が決まれば、語尾や文脈で迷わず選択します。
20パターン完全マスターチェックリスト
習得状況を確認してみましょう。
基本パターン(1-10)
- 冠詞+空欄+名詞(形容詞)
- 動詞+空欄+名詞(副詞)
- be動詞+空欄+前置詞(形容詞)
- 前置詞+空欄+名詞(形容詞)
- 空欄+動詞+名詞(名詞・主語)
- 空欄+be動詞+形容詞(名詞・主語)
- 動詞+空欄(副詞)
- very/quite+空欄(形容詞・副詞)
- 空欄+that節(動詞)
- 空欄+to不定詞(動詞)
応用パターン(11-20)
- 複合名詞パターン
- 動名詞パターン
- 分詞パターン
- 比較級パターン
- 受動態パターン
- 関係代名詞パターン
- 接続詞パターン
- 時制パターン
- 仮定法パターン
- 慣用表現パターン
まとめ
Part5の必勝パターンは、空欄の位置で品詞が決まるということです。
この記事で紹介した20のパターンを意識して問題を解けば、
- 解答時間が3分の1になる
- 正答率が8割以上になる
- Part6・7の時間に余裕ができる
という効果が期待できます。
明日の学習から、ぜひこの瞬間判断法を実践してみてくださいね!