Part5で日付が出てくると、「12/03/2024って12月3日?3月12日?」と迷ったことはありませんか?
「アメリカ式とイギリス式があるのは知ってるけど、どう見分ければいいの?」と悩んでしまう方も多いでしょう。
実は、日付表記には明確な判別ルールがあり、コツを覚えれば迷うことなく正解できるようになります。
今回は、TOEIC Part5で頻出する日付表記の違いを、瞬時に判別する方法でマスターしていきましょう。
日付表記の基本を理解しよう
まず、アメリカ式とイギリス式の基本的な違いを整理しましょう。
アメリカ式(MM/DD/YYYY)
- 月→日→年の順番
- 例:12/25/2024 = 12月25日
イギリス式(DD/MM/YYYY)
- 日→月→年の順番
- 例:25/12/2024 = 12月25日
日常生活で例えると、アメリカ人は「12月25日、2024年」という順番で考え、イギリス人は「25日、12月、2024年」という順番で考えるイメージです。
重要なのは、TOEICではアメリカ式が圧倒的に多いということです。
Part5での出題パターン
日付表記は、Part5で年間約3-5問出題される重要分野です。
主な出題パターンは以下の3つです。
パターン1:日付表記の選択
正しい日付表記を選ぶ問題です。
例題:
The meeting is scheduled for _____.
(A) March 15, 2024
(B) 15 March, 2024
(C) 03/15/2024
(D) 15/03/2024
正解は(A)または(C)です。 TOEICではアメリカ式が標準です。
パターン2:前置詞との組み合わせ
日付と前置詞の正しい組み合わせを選ぶ問題です。
パターン3:文脈での日付判断
文脈から正しい日付を推測する問題です。
アメリカ式日付表記の完全ルール
TOEICで最も重要なアメリカ式を詳しく見ていきましょう。
表記法1:数字形式(MM/DD/YYYY)
基本構造:月/日/年
- 01/15/2024 = January 15, 2024(1月15日)
- 03/22/2024 = March 22, 2024(3月22日)
- 06/30/2024 = June 30, 2024(6月30日)
- 09/05/2024 = September 5, 2024(9月5日)
- 12/25/2024 = December 25, 2024(12月25日)
表記法2:文字形式(Month DD, YYYY)
基本構造:月名 日, 年
- January 15, 2024
- March 22, 2024
- June 30, 2024
- September 5, 2024
- December 25, 2024
重要ポイント:
- 月名と日の間はスペース
- 日と年の間はカンマ+スペース
表記法3:省略形式(Mon DD, YYYY)
基本構造:月名省略 日, 年
- Jan 15, 2024
- Mar 22, 2024
- Jun 30, 2024
- Sep 5, 2024
- Dec 25, 2024
イギリス式日付表記の完全ルール
イギリス式も知っておきましょう。
表記法1:数字形式(DD/MM/YYYY)
基本構造:日/月/年
- 15/01/2024 = 15 January 2024(1月15日)
- 22/03/2024 = 22 March 2024(3月22日)
- 30/06/2024 = 30 June 2024(6月30日)
表記法2:文字形式(DD Month YYYY)
基本構造:日 月名 年
- 15 January 2024
- 22 March 2024
- 30 June 2024
重要ポイント:
- カンマは使わない
- 日が先に来る
瞬時判別の決定的ルール
ここが最も重要なポイントです。
判別法1:13以上の数字チェック
月は1-12しかないため:
- 15/03/2024 → 15は月にならない → イギリス式
- 03/15/2024 → 15は月にならない → アメリカ式
これが最も確実な判別法です。
判別法2:文脈による判断
アメリカ系企業・文書:
- 米国本社、アメリカのクライアント
- ドル表記がある文書
- アメリカ的な表現が多い文書
イギリス系企業・文書:
- 英国本社、ヨーロッパのクライアント
- ポンド表記がある文書
- イギリス英語の表現が多い文書
判別法3:TOEICの傾向
TOEIC試験では:
- 90%以上がアメリカ式
- 迷ったらアメリカ式を選ぶ
- MM/DD/YYYYまたはMonth DD, YYYY
よくある間違いパターン
日本人学習者が特に間違えやすいポイントです。
間違い1:日本式の影響
❌ 2024/03/15(年/月/日) ✅ 03/15/2024(月/日/年、アメリカ式) ✅ 15/03/2024(日/月/年、イギリス式)
日本の年月日順は英語圏では使いません。
間違い2:カンマの位置
❌ March, 15 2024 ✅ March 15, 2024
カンマは日と年の間に入ります。
間違い3:前置詞の選択
❌ in March 15 ✅ on March 15
特定の日付にはonを使います。
月名の省略形一覧
TOEIC頻出の月名省略形を覚えましょう。
標準省略形
- Jan = January(1月)
- Feb = February(2月)
- Mar = March(3月)
- Apr = April(4月)
- May = May(5月)※省略なし
- Jun = June(6月)
- Jul = July(7月)
- Aug = August(8月)
- Sep = September(9月)
- Oct = October(10月)
- Nov = November(11月)
- Dec = December(12月)
覚え方のコツ:
- 5月(May)以外は3文字
- 9月は「Sept」ではなく「Sep」
練習問題にチャレンジ
理解度を確認してみましょう。
問題1:The contract expires _____.
(A) 15/06/2024
(B) June 15, 2024
(C) 15 June 2024
(D) Jun 15 2024
どうでしょうか?
正解は(B)です!
TOEICではアメリカ式が標準なので、「June 15, 2024」が正解です。
問題2:次の日付のうち、3月12日を表すアメリカ式はどれでしょうか?
(A) 12/03/2024
(B) 03/12/2024
(C) 12 March 2024
(D) March 12, 2024
正解は(B)と(D)です!
アメリカ式では月が先に来るので、3月12日は「03/12/2024」または「March 12, 2024」になります。
実戦での時短テクニック
本番で素早く判断する方法です。
テクニック1:5秒判別法
- 13以上の数字確認(2秒)
- 文脈チェック(1秒)
- TOEIC傾向適用(1秒)
- 最終判断(1秒)
テクニック2:除外法活用
- 明らかに間違った形式を除外
- 残った選択肢から最も標準的なものを選択
テクニック3:パターン記憶
頻出パターンを覚える:
- March 15, 2024
- 03/15/2024
- on March 15
- in March 2024
ビジネス文書での日付表記
実際のビジネスシーンで使われる表記も知っておきましょう。
契約書・正式文書
推奨形式:
- March 15, 2024
- the 15th day of March, 2024
メール・カジュアル文書
簡略形式:
- 03/15/2024
- Mar 15, 2024
国際文書
ISO標準形式:
- 2024-03-15(年-月-日)
- 混乱を避けるための国際標準
まとめ
日付表記の判別は、13以上の数字チェックとTOEIC傾向を覚えれば簡単です。
今回紹介した判別法を使えば、Part5での日付問題は確実に得点源になります。
TOEICでは90%以上がアメリカ式なので、迷ったらアメリカ式を選んでくださいね!