affect と effect で迷ってしまうこと、ありませんか?
Part5でこの2つが選択肢に並んでいると、「どっちも似たような意味だし...」と悩んでしまいますよね。
実は、affect と effect の使い分けは品詞を理解すれば100%間違えません。
今回は、この2つを瞬時に見分ける方法と、Part5で確実に正解するコツをお伝えします。
affect と effect の基本を理解しよう
まず、この2つの最も重要な違いを押さえましょう。
affect = 動詞(「影響を与える」) effect = 名詞(「影響・効果」)
コンビニでの買い物で例えると、affectは「商品を選ぶ行動」、effectは「選んだ商品そのもの」のようなイメージです。
つまり、文の中で「動作を表す必要があるか」「物事を表す必要があるか」で判断できるんです。
Part5での出題パターン
affect / effect の問題は、Part5で年間約4-6問出題されます。
主な出題パターンは以下の3つです。
パターン1:動詞の位置での選択
動詞が必要な位置に空欄がある場合です。
例題:
The new policy will _____ all employees' working hours.
(A) effect
(B) affect
(C) effective
(D) affection
正解は(B)です。 なぜなら空欄の前にwillがあり、後ろに目的語があるので動詞のaffectが必要だからです。
パターン2:名詞の位置での選択
名詞が必要な位置に空欄がある場合です。
例題:
The _____ of the new system was immediate.
(A) affect
(B) effective
(C) effect
(D) affecting
正解は(C)です。 冠詞Theの後ろで前置詞ofの前なので、名詞のeffectが正解です。
パターン3:形容詞との混合問題
effective(形容詞)も含めた4択問題です。
この場合は、空欄の位置が「名詞を修飾する場所」か「動詞・名詞が必要な場所」かを見極めることが大切です。
間違えやすいポイント
日本人学習者が特に間違えやすいのは、以下の点です。
- 意味で判断してしまう:どちらも「影響」という意味があるため、意味だけで選ぼうとする
- 語尾を見落とす:effectiveやaffectionなど、似た単語に惑わされる
- 文の構造を分析しない:空欄の前後を見ずに、なんとなく選んでしまう
特に品詞を意識せずに選ぶことは、多くの人が見落としがちです。
確実に正解するための3ステップ
では、実際の解き方を見ていきましょう。
ステップ1:空欄の前後をチェック
まず、空欄の直前と直後の単語をチェックします。
- 前に助動詞(will, can, shouldなど)→ 動詞が必要
- 前に冠詞(a, an, the)→ 名詞が必要
- 後ろに名詞 → 形容詞または動詞が必要
ステップ2:文の構造を確認
次に、その文に動詞があるかどうかを見ます。
動詞がない文は存在しないので、動詞が足りなければaffectを選びます。
ステップ3:語尾で最終確認
最後に、選択肢の語尾で間違いないか確認します。
- affect(動詞):語尾なし
- effect(名詞):語尾なし
- effective(形容詞):-ive
- affection(名詞):-tion
練習問題にチャレンジ
理解度を確認するために、練習問題を解いてみましょう。
問題1:Weather conditions can _____ flight schedules significantly.
(A) effect
(B) effective
(C) affect
(D) affection
考えてみてくださいね。
正解は(C)です!
canの後ろで目的語flight schedulesがあるので、動詞のaffectが正解です。 「天候条件は大幅にフライトスケジュールに影響を与える可能性がある」という意味になります。
問題2:The _____ of regular exercise on health is well-documented.
(A) affect
(B) effect
(C) effective
(D) affecting
正解は(B)です!
冠詞Theの後ろで前置詞ofの前なので、名詞のeffectが必要です。
覚えやすい語呂合わせ
記憶に定着させるために、語呂合わせも活用しましょう。
「Affect(アフェクト)= Action(アクション)= 動詞」 「Effect(イフェクト)= Element(エレメント)= 名詞」
どちらも同じ頭文字で始まるので、覚えやすいですね。
また、**「AはAction、EはElement」**と覚えると、品詞が瞬時に判断できます。
本番での時間短縮テクニック
パターンを覚えたら、さらに時間を短縮するコツがあります。
-
選択肢を先に見る affect/effectが含まれていたら「品詞問題」と即座に判断できます
-
空欄の前の単語だけをチェック
助動詞なら動詞、冠詞なら名詞と瞬時に判断します -
迷ったら文構造を確認 動詞が足りているかどうかを素早くチェックします
よくある引っかけパターン
Part5では、以下のような引っかけも頻出します。
パターン1:長い修飾句での惑わし
The policy, which was implemented last year, will _____ employee satisfaction.
修飾句に惑わされず、主語The policyと動詞willに注目すれば、動詞のaffectが必要だと分かります。
パター2:受動態での出題
Employee morale was greatly _____ by the new management style.
受動態でも基本は同じ。be動詞の後ろなので過去分詞のaffectedが正解です。
まとめ
affect と effect の使い分けは、品詞を理解すれば100%正解できるということです。
この記事で紹介した3ステップを意識すれば、Part5での正答率が確実に上がります。
- 空欄の前後をチェック
- 文の構造を確認
- 語尾で最終確認
ぜひ今日から実践して、スコアアップを目指してくださいね!