Part5でadvice/adviseの問題が出ると、「どっちがどっちだっけ?」と迷ってしまうこと、ありますよね。
この2つの単語は、TOEICでよく出題される「名詞・動詞判別問題」の代表例です。 実は、たった1つのルールを覚えるだけで、3秒以内に確実に正解できるようになります。
今回は、advice/adviseの判別法と、同じパターンで使える万能テクニックをお伝えします。
advice/adviseの基本を理解しよう
まず、この2つの単語の意味と品詞を確認しましょう。
- advice:アドバイス(名詞)
- advise:アドバイスする(動詞)
日本語では「アドバイス」という1つの言葉ですが、英語では名詞と動詞で異なる単語を使うんです。
これは、コンビニで「お弁当」と「お弁当を温める」が違うのと同じです。 「お弁当」は物そのもの(名詞)、「温める」は動作(動詞)ですよね。
3秒判別の鉄則
advice/adviseを見分ける鉄則は、語尾に注目することです。
鉄則1:語尾が-ceなら名詞
- advice(アドバイス)← 語尾が-ce
- 名詞として使われる
鉄則2:語尾が-seなら動詞
- advise(アドバイスする)← 語尾が-se
- 動詞として使われる
この「ce = 名詞、se = 動詞」の法則を覚えれば、迷う時間はゼロになります!
Part5での出題パターン
advice/adviseは、Part5で年間約3-4問出題されます。
主な出題パターンを見てみましょう。
パターン1:前置詞の後
例題:
The manager gave me some useful _____ about the project.
(A) advice
(B) advise
(C) advices
(D) advised
前置詞の後は必ず名詞が来るので、正解は(A) adviceです。
パターン2:主語+動詞の形
例題:
I _____ you to submit the report by Friday.
(A) advice
(B) advise
(C) advised
(D) advising
主語の後で動作を表すので、正解は(B) adviseです。
間違えやすいポイント
日本人学習者が特に間違えやすいのは、以下の点です。
- 発音が似ている:どちらも「アドバイス」に聞こえるため混同しやすい
- 複数形の誤解:adviceは不可算名詞なので複数形にならない
- 文法的位置の見落とし:前置詞の後や動詞の位置を確認せずに選んでしまう
特に「advice」は不可算名詞なので、「advices」という形は存在しません。 これを知っているだけでも、選択肢を絞り込めます。
確実に正解するための3ステップ
では、実際の解き方を見ていきましょう。
ステップ1:語尾をチェック
まず、選択肢の語尾(-ceか-se)を確認します。
これで名詞か動詞かが瞬時に分かります。
ステップ2:空欄の位置を確認
次に、空欄が文中のどこにあるかを見ます。
- 前置詞の後 → 名詞(advice)
- 主語の後 → 動詞(advise)
ステップ3:文脈で最終確認
最後に、意味が通るかを確認します。
ただし、語尾と位置が分かれば、ほぼ確実に正解できます。
同じパターンの単語たち
この「ce/se」ルールは、他の単語でも使えます。
- practice(練習)/ practise(練習する)
- device(装置)/ devise(考案する)
- licence(免許)/ license(免許を与える)
覚え方は同じです:
- ce = 名詞
- se = 動詞
練習問題にチャレンジ
理解度を確認するために、練習問題を解いてみましょう。
問題1:The lawyer will _____ us on the contract terms.
(A) advice
(B) advise
(C) advices
(D) advises
考えてみてくださいね。
正解は(B) advise です!
主語「The lawyer」の後に来るので動詞が必要です。 語尾が-seなので、advise(動詞)が正解になります。
問題2:Could you give me some _____ about studying abroad?
(A) advice
(B) advise
(C) advices
(D) advises
正解は(A) advice です!
前置詞「about」の前に「some」があるので、名詞が必要です。 語尾が-ceなので、advice(名詞)が正解です。
本番での時短テクニック
最後に、本番で時間を節約するコツをお伝えします。
-
選択肢を先に見る
- advice/adviseが選択肢にあったら、即座に「品詞問題」と判断
-
語尾だけをチェック
- 単語全体を読まず、語尾(-ce/-se)だけを確認
-
空欄の前後1語だけ見る
- 前置詞があるか、主語の後かだけを確認
まとめ
advice/adviseの判別は、「ce = 名詞、se = 動詞」という鉄則さえ覚えれば簡単です。
この記事で紹介した3ステップを意識すれば、Part5での正答率が確実に上がります。
- 語尾をチェック(-ce/-se)
- 空欄の位置を確認(前置詞の後/主語の後)
- 同じパターンの単語にも応用
ぜひ今日から実践して、Part5の得点源にしてくださいね!