Part6で時間がかかりすぎて、Part7の時間が足りなくなってしまうことはありませんか?
「読むスピードが遅い」「文章の理解に時間がかかる」という悩みを抱えている方は多いですよね。
実は、Part6でシャドーイングを取り入れることで、読解スピードが大幅に向上し、Part7の長文読解にも効果的なんです。
今回は、Part6のシャドーイング学習法で一石二鳥のスコアアップを実現する方法をお伝えします。
シャドーイングが速読力に効く理由
なぜシャドーイングが読解スピードの向上に効果的なのでしょうか?
脳の処理速度が上がる
シャドーイングを行うと、英語を聞きながら同時に話すため、脳の処理速度が格段に上がります。
この処理速度の向上が、読解時の理解速度アップにつながるんです。
英語のリズムが身につく
英語には独特のリズムがあります。 シャドーイングを通じてこのリズムを体得することで、文章を読む際も自然なスピードで処理できるようになります。
予測能力が向上する
シャドーイングでは、次に来る単語や表現を予測する力が鍛えられます。 この予測能力が、読解時の理解速度を大幅に改善してくれるんです。
Part6特有のシャドーイング練習法
一般的なシャドーイングとは異なる、Part6専用の効果的な練習法をご紹介します。
1. 段階的シャドーイング
Part6の文章は、ビジネス文書が中心です。
まずは短い文から始めて、徐々に長い文章に挑戦しましょう。
第1段階:
空欄のない完全な文章でシャドーイング(1-2文)
第2段階:
段落単位でのシャドーイング(3-4文)
第3段階:
文章全体でのシャドーイング(完全な文書)
2. 空欄補完シャドーイング
Part6特有の練習法として、空欄を意識したシャドーイングがあります。
空欄部分で一瞬止まり、何が入るかを予測してから続けることで、実際の試験での思考速度が向上します。
3. 文脈理解シャドーイング
単語を追うだけでなく、文脈の流れを意識しながらシャドーイングを行います。
この練習により、読解時の文章理解が格段に深くなります。
Part7への応用効果
Part6のシャドーイング学習は、Part7にも大きな効果をもたらします。
長文処理能力の向上
Part6でシャドーイングを行うことで、長文を処理する際の脳の負担が軽減されます。
Part7の長文も、疲れを感じずに最後まで集中して読めるようになります。
スキャニング速度の向上
シャドーイングで培った処理速度は、Part7でのスキャニング(情報探索)にも活かされます。
必要な情報を素早く見つけ出す能力が飛躍的に向上するんです。
時間配分の改善
Part6の読解スピードが上がることで、Part7により多くの時間を割けるようになります。
これにより、Part7での正答率も大幅に改善されます。
効果的な学習スケジュール
実際のシャドーイング学習スケジュールをご紹介します。
毎日の基本メニュー(20分)
1. ウォーミングアップ(5分)
- 短い文章(2-3文)でのシャドーイング
- 口の動きを慣らす
2. メイン練習(10分)
- Part6の実際の文章を使用
- 段階的シャドーイング
3. 応用練習(5分)
- Part7の一部を使った長文シャドーイング
- Part6との違いを意識
週間スケジュール
月・水・金:
Part6の新しい文章でシャドーイング
火・木:
前日の文章の復習+スピードアップ
土:
Part7の文章を使った応用練習
日:
1週間の復習+弱点補強
実践的な練習テクニック
シャドーイングの効果を最大化するテクニックをお伝えします。
テクニック1:音声速度の調整
最初は0.8倍速から始めて、徐々に通常速度、さらに1.2倍速まで上げていきます。
これにより、本番では余裕を持って文章を読めるようになります。
テクニック2:意味理解の確認
シャドーイング後は、必ず内容理解を確認しましょう。
「何について話していたか」を日本語で説明できるかチェックします。
テクニック3:弱点部分の繰り返し
うまくシャドーイングできなかった部分は、その箇所だけを繰り返し練習します。
完璧にできるまで何度も挑戦することが大切です。
よくある間違いと対策
シャドーイング学習でよくある間違いを避けるための対策をご紹介します。
間違い1:音だけを追いかける
音を真似することに集中しすぎて、意味理解がおろそかになることがあります。
対策:
必ず内容理解を確認する時間を設けましょう。
間違い2:完璧を求めすぎる
最初から完璧にシャドーイングしようとして、挫折してしまうことがあります。
対策:
60%程度できていれば良しとして、継続を最優先にしましょう。
間違い3:単調な練習
同じ文章ばかりを使って、飽きてしまうことがあります。
対策:
様々なトピックの文章を使い、興味を持続させましょう。
成果を測定する方法
シャドーイング学習の効果を客観的に測定する方法をご紹介します。
読解速度の測定
月に1回、同じ長さの文章を読む時間を測定します。
目標は、1分間に150語以上の読解速度です。
理解度の測定
シャドーイング後の内容理解度を5段階で評価します。
毎回記録して、向上を確認しましょう。
模試での時間配分
Part6とPart7の時間配分を記録し、改善を確認します。
理想は、Part6を8分以内、Part7を47分以内で完了することです。
上級者向けの発展練習
基本的なシャドーイングに慣れたら、さらに効果的な練習法に挑戦しましょう。
1. 同時通訳風シャドーイング
英語を聞きながら、日本語で内容を要約します。
これにより、理解速度と表現力の両方が向上します。
2. 予測シャドーイング
音声を途中で止めて、次に来る内容を予測してからシャドーイングを続けます。
3. 要約シャドーイング
長い文章を短時間でシャドーイングして、要点だけを抽出する練習です。
まとめ
Part6のシャドーイング学習は、読解スピードの向上とPart7への応用効果という一石二鳥の効果があります。
今回紹介した学習法を実践すれば、
- 読解スピードが30%以上向上する
- Part7での正答率が**15%**アップする
- 全体の時間配分が大幅に改善される
という成果が期待できます。
毎日20分の継続練習で、必ず効果を実感できるはずです。
まずは今日から、Part6のシャドーイング学習を始めてみてくださいね!