Part5に20分以上かけていませんか?
「Part5で時間を使いすぎて、Part7が最後まで解けない」という悩みを抱えている方は本当に多いです。
実は、700点を突破した人の多くは、Part5を15分以内で解き終えています。 しかも、正答率は80%以上をキープしているんです。
今回は、700点突破者が実際に使っている時間管理術をお伝えします。 この方法をマスターすれば、Part7にたっぷり時間を残せるようになります。
なぜ15分以内なのか?
Part5を15分以内で解く理由を理解しましょう。
理由1:Part7で高得点を取るため
TOEIC700点突破には、Part7での高得点が不可欠です。
リーディングセクションの配点イメージ:
- Part5:約100点
- Part6:約80点
- Part7:約320点
Part7が全体の約60%を占めています。 Part5に時間をかけすぎると、最も配点の高いPart7で失点してしまいます。
理由2:Part5の正答率には限界があるため
Part5で満点を狙うより、Part7で確実に点を取る方が効率的です。
現実的な目標:
- Part5:25/30問正解(約83%)
- Part6:12/16問正解(約75%)
- Part7:38/54問正解(約70%)
この配分で700点を突破できます。
理由3:集中力を維持するため
Part5に時間をかけすぎると、後半の集中力が低下します。
15分以内で解けば、Part6、Part7に十分な体力を残せます。
700点突破者の15分時間管理術
具体的な時間管理の方法を紹介します。
基本的な時間配分
Part5(30問)を15分で解く配分:
- 1-10問目:4分(1問24秒)
- 11-20問目:5分(1問30秒)
- 21-30問目:4分(1問24秒)
- 見直し時間:2分
前半と後半を短時間で処理し、中盤の難しい問題に少し時間をかけます。
問題タイプ別の時間配分
Part5の問題タイプごとに制限時間を設定します。
語彙問題(約40%)
- 制限時間:15秒
- 知っていれば即答、知らなければ勘
品詞問題(約35%)
- 制限時間:20秒
- パターン認識で瞬間判断
文法問題(約25%)
- 制限時間:30秒
- 構文分析が必要な場合のみ
この配分を守れば、平均22秒で解答できます。
実践的な解答順序
効率的な解答順序で時間を短縮します。
ステップ1:全体をスキャン(30秒)
- 30問全体をざっと見る
- 明らかに易しい問題をマーク
- 明らかに難しい問題をマーク
ステップ2:易しい問題から解答(5分)
- 語彙問題で知っている単語
- 明らかな品詞問題
- 基本的な文法問題
ステップ3:標準問題を解答(7分)
- 少し考えれば分かる問題
- パターン認識で解ける問題
- 消去法で2択にできる問題
ステップ4:難しい問題を処理(1分)
- 分からない問題は勘で解答
- 悩まず次に進む
- 完璧を求めない
ステップ5:見直しと修正(2分)
- マークミスの確認
- 明らかな間違いの訂正
- 変更は最小限に留める
瞬間判断のテクニック
15分以内で解くための判断テクニックを紹介します。
テクニック1:5秒ルール
5秒で分からない問題は後回し
5秒見て分からない問題は、いくら時間をかけても正解率は上がりません。 迷わず飛ばして、後で戻ってきましょう。
テクニック2:2択消去法
明らかに間違いの選択肢を即座に除外
例:
The meeting _____ postponed due to bad weather.
(A) is
(B) was
(C) been
(D) being
「(C) been」「(D) being」を即座に除外し、「(A) is」「(B) was」で判断。
テクニック3:パターン認識
頻出パターンを瞬時に判断
よく出るパターンを覚えておけば、考える時間を大幅に短縮できます。
頻出パターン例:
- 「be + 過去分詞」→ 受動態
- 「have + 過去分詞」→ 現在完了
- 「前置詞 + 名詞」→ 前置詞句
テクニック4:語感チェック
選択肢を入れて違和感をチェック
文法理論で迷った時は、選択肢を入れて音読してみます。 正解は自然に聞こえ、間違いは違和感があります。
この確認作業は3-5秒で完了します。
実践的な練習方法
15分以内で解くスキルを身につける練習方法です。
練習段階1:タイムアタック練習
毎日10問ずつ、時間を測って解く
最初は制限時間を少し長めに設定します。
- 1週目:10問5分(1問30秒)
- 2週目:10問4分(1問24秒)
- 3週目:10問3分30秒(1問21秒)
徐々に時間を短縮していきます。
練習段階2:問題タイプ別練習
問題タイプごとに時間を測って練習
- 語彙問題10問:2分30秒
- 品詞問題10問:3分20秒
- 文法問題10問:5分
各タイプの制限時間を体感で覚えます。
練習段階3:本番形式練習
Part5を30問通しで15分以内に解く
週2-3回、本番と同じ条件で練習します。
練習のポイント:
- 腕時計で時間を管理
- 分からない問題は必ず飛ばす
- 見直し時間を必ず確保
練習段階4:弱点克服練習
時間がかかる問題タイプを重点的に練習
自分が時間をかけすぎる問題タイプを特定し、集中的に練習します。
よくある弱点:
- 語彙問題で悩みすぎる
- 文法問題で構文分析に時間をかける
- 見直しで答えを変えすぎる
本番での時間管理術
本番で確実に15分以内で解く方法です。
時間管理の基本
腕時計で時間をチェック
- 開始時刻を確認
- 5分後、10分後の時刻を計算
- 定期的に時間をチェック
例:13:00開始なら
- 13:05までに10問完了
- 13:10までに20問完了
- 13:13までに30問完了
- 13:15までに見直し完了
時間が足りない時の対処法
残り時間別の対処法
残り3分で10問以上:
- 知らない語彙問題は即答
- 文法問題は文構造を見て勘
- 見直しは諦める
残り1分で5問以上:
- 全て勘で解答
- 同じ記号は避ける
- マークミスだけ確認
集中力維持のコツ
15分間集中し続ける方法
- 深呼吸してからスタート
- 1問ずつ完結させる
- 間違いを気にしない
- 次の問題に意識を向ける
集中力が切れると、時間配分が崩れます。 短時間集中を心がけましょう。
よくある時間管理の失敗パターン
多くの人が陥りがちな失敗パターンと対策です。
失敗パターン1:完璧主義
全問正解を目指してしまう
Part5で満点を取ろうとして、1問に2-3分かけてしまいます。
対策:
- 25問正解を目標にする
- 30秒ルールを厳守
- 分からない問題は潔く諦める
失敗パターン2:見直しのしすぎ
答えを何度も変更してしまう
見直しで答えを変えると、正解率が下がることが多いです。
対策:
- 見直しは2分以内
- マークミスのチェックのみ
- 最初の直感を信じる
失敗パターン3:難問にこだわる
1つの難しい問題で立ち止まる
1問に5分かけても、結局間違えることが多いです。
対策:
- 30秒で判断
- 分からない問題は飛ばす
- 後で戻ってくる時間を確保
15分以内達成のための最終チェック
最後に、15分以内で解くための確認ポイントです。
準備段階のチェック
- 基本的な文法パターンを覚えている
- 頻出語彙を500語以上知っている
- 品詞の見分け方を理解している
- 瞬間判断の練習をしている
練習段階のチェック
- 1問平均22秒で解けている
- 問題タイプ別の制限時間を守れている
- 30問通しで15分以内に解けている
- 正答率80%以上を維持している
本番当日のチェック
- 腕時計を準備している
- 時間配分を確認している
- 集中力を高めている
- 完璧を求めない心構えができている
まとめ
700点突破者のPart5時間管理術のポイントは:
- 15分以内で解く - Part7に時間を残す
- 問題タイプ別の時間配分 - 語彙15秒、品詞20秒、文法30秒
- 効率的な解答順序 - 易しい問題から解く
- 瞬間判断テクニック - 5秒ルール、2択消去法
- 継続的な練習 - 毎日タイムアタック練習
この方法を実践すれば、Part5を15分以内で解きながら、正答率80%以上を維持できます。
Part7にたっぷり時間を残して、700点突破を目指しましょう!


