「Part6って何から始めればいいの?」と悩んでいませんか?
TOEICを初めて受験する方や、400点台からスコアアップを目指す方にとって、Part6は少し複雑に感じるかもしれません。
でも大丈夫です! Part6は正しい手順で学習すれば、確実にスコアアップできるパートなんです。
今回は、Part6が初めての方のために、基本から段階的に攻略法をお伝えします。
Part6の基本を理解しよう
Part6はどんな問題?
Part6は、文章の空欄補充問題です。
基本的な構成は以下の通りです。
- 文章数:4つの文章
- 問題数:各文章4問、合計16問
- 制限時間:約8-10分(推奨)
- 文章の種類:メール、お知らせ、記事、レビューなど
つまり、短い文章を読みながら、空欄に最適な語句を選ぶということですね。
Part6の3つの問題タイプ
Part6には、大きく分けて3つの問題タイプがあります。
-
語彙問題(約10問)
- 空欄に最適な単語を選ぶ
- 例:「The meeting was _____ successful.」
-
文法問題(約4問)
- 空欄に適切な語形を選ぶ
- 例:「Please _____ the form carefully.」
-
文章挿入問題(約2問)
- 空欄に適切な文章を選ぶ
- 例:「_____. We look forward to your reply.」
最初は語彙問題から始めて、徐々に他のタイプも覚えていきましょう。
400点台の方が最初にやるべきこと
まずは基本語彙を固める
400点台の方は、まず基本語彙を覚えることが最重要です。
Part6でよく出る基本単語(100語)を覚えましょう。
頻出動詞(20語)
- complete(完了する)
- confirm(確認する)
- attend(参加する)
- receive(受け取る)
- provide(提供する)
頻出名詞(20語)
- meeting(会議)
- report(報告書)
- schedule(予定)
- information(情報)
- opportunity(機会)
頻出形容詞(20語)
- important(重要な)
- available(利用可能な)
- successful(成功した)
- necessary(必要な)
- popular(人気の)
基本文法を理解する
次に、Part6で必要な基本文法を学びます。
最優先で覚える文法(3つ)
-
品詞の区別
- 名詞・動詞・形容詞・副詞の見分け方
- 語尾のパターン(-ly は副詞など)
-
時制の基本
- 現在形・過去形・未来形の使い分け
- 現在完了形の基本的な使い方
-
前置詞の基本
- at, in, on の使い分け
- for, to, of の基本的な使い方
これらを理解するだけで、Part6の正答率が大幅に上がります。
段階的スコアアップ戦略
第1段階:400点台 → 500点台(1-2か月)
目標:Part6で4-6問正解
学習内容
- 基本語彙100語を完璧に覚える
- 品詞問題に慣れる
- 短い文章を読む練習
1日の学習時間:30分
- 語彙学習:15分
- 文法学習:10分
- 問題演習:5分
学習のコツ 毎日少しずつでも続けることが大切です。 完璧を目指さず、「大体分かる」レベルで次に進みましょう。
第2段階:500点台 → 600点台(2-3か月)
目標:Part6で8-10問正解
学習内容
- 語彙を300語に増やす
- 文法問題のパターンを覚える
- 文章の種類別に特徴を理解
1日の学習時間:45分
- 語彙学習:20分
- 文法学習:15分
- 問題演習:10分
学習のコツ 間違えた問題は、「なぜ間違えたか」を必ず確認しましょう。 同じ間違いを繰り返さないことが重要です。
第3段階:600点台 → 700点台(3-4か月)
目標:Part6で12-14問正解
学習内容
- 語彙を500語に増やす
- 文章挿入問題にチャレンジ
- 時間配分を意識した練習
1日の学習時間:60分
- 語彙学習:25分
- 文法学習:20分
- 問題演習:15分
学習のコツ この段階では、スピードも重要になります。 1問あたり30秒以内で解く練習をしましょう。
効率的な学習方法
語彙の覚え方
単語を覚える時は、文脈と一緒に覚えることが大切です。
効果的な覚え方
-
例文と一緒に覚える
- 単語だけでなく、使い方も理解できる
- 例:complete → "Please complete the form."
-
関連語をセットで覚える
- 同じ分野の単語をまとめて覚える
- 例:meeting, schedule, attend, confirm
-
毎日復習する
- 新しい単語を覚えるより、既習語の定着を重視
- 1週間後、1か月後に再確認
文法の学習方法
文法は、パターンで覚えることが効果的です。
パターン学習の例
- 「形容詞 + 名詞」のパターン
- 「動詞 + 前置詞」のパターン
- 「接続詞 + 文」のパターン
練習問題の活用法
- 制限時間を設ける(1問30秒)
- 間違いの原因を分析する
- 同じパターンの問題を集中練習する
文章読解のコツ
Part6の文章は、全部読まなくても解けることが多いです。
効率的な読み方
- 空欄の前後2-3語を重点的に読む
- 文章の最初と最後を確認する
- キーワードを探しながら読む
時間短縮のテクニック
- 選択肢を先に見る
- 分からない問題は飛ばす
- 文章挿入問題は最後に解く
よくある間違いと対策
間違いパターン1:語彙の意味を混同
例
- accept(受け入れる)と except(〜を除いて)
- affect(影響する)と effect(効果)
対策 似ている単語は、対比表を作って覚えましょう。
間違いパターン2:品詞の判断ミス
例
- successful(形容詞)と successfully(副詞)
- importance(名詞)と important(形容詞)
対策 語尾のパターンを覚えて、品詞を瞬時に判断できるようにしましょう。
間違いパターン3:時間配分の失敗
例
- 1つの文章に5分以上かけてしまう
- 最後の問題まで解けない
対策 1文章2分以内を目標に、時間を意識して練習しましょう。
学習スケジュール例
初心者向け4週間プラン
第1週:基礎固め
- 基本語彙50語
- 品詞の基本
- 毎日20分の学習
第2週:語彙拡充
- 基本語彙100語
- 時制の基本
- 毎日30分の学習
第3週:問題演習
- 語彙・文法問題に慣れる
- 間違いノートを作成
- 毎日40分の学習
第4週:総復習
- 模擬問題にチャレンジ
- 弱点を集中強化
- 毎日45分の学習
継続のコツ
習慣化のポイント
- 毎日同じ時間に学習する
- 小さな目標を設定する
- 進歩を記録する
モチベーション維持法
- 週に1回、模擬問題で実力チェック
- 正解数をグラフで記録
- 目標達成時に自分にご褒美
実践練習問題
理解度を確認するために、実際の問題形式で練習してみましょう。
練習問題1:語彙問題
The meeting was _____ successful.
(A) extreme
(B) extremely
(C) extremes
(D) extremity
正解は(B) extremely
「successful」は形容詞なので、それを修飾する副詞「extremely」が正解です。
練習問題2:文法問題
Please _____ the form by Friday.
(A) complete
(B) completes
(C) completed
(D) completing
正解は(A) complete
「Please + 動詞原形」のパターンです。
目標達成のための心構え
焦らずコツコツと
Part6のスコアアップは、一朝一夕では達成できません。
でも、正しい方法で継続すれば、必ず結果が出ます。
- 1日の学習時間は短くても構いません
- 毎日続けることが最も重要です
- 小さな進歩を積み重ねましょう
間違いを恐れない
間違いは成長のチャンスです。
- 間違えた問題こそ、しっかり復習する
- 「なぜ間違えたか」を必ず確認する
- 同じ間違いを繰り返さないよう注意する
自分のペースを大切に
他の人と比較する必要はありません。
自分なりの学習ペースを見つけて、それを維持することが大切です。
まとめ
Part6は、段階的な学習で確実にスコアアップできるパートです。
初心者の方へのアドバイス
- 基本語彙から始める
- 品詞の区別を覚える
- 毎日少しずつ続ける
- 間違いから学ぶ姿勢を持つ
400点台から700点台への道のりは長く感じるかもしれませんが、一歩ずつ進めば必ず到達できます。
今日から始めて、目標スコア達成を目指しましょう!